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情報発信コーナー(2021年5月)

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☆ 今月の栄養サポート通信 ☆

皆様の日々の暮らしに役立ちそうな栄養や食に関する情報とレシピを毎月定期的に配信しています。

 

今月のテーマはこちらです ↓↓

適正体重の維持

最近在宅での時間が増えて、「今ダイエット中なんです」という声をきくことが増えました。
しかし果たして皆さん何キロを目指しているのでしょうか。
年末よりも1kg太ったから、マイナス1kg?
もっとサイズの小さい服を着たいからマイナス2kg?
それとも同年代の友人が自分より3kgやせているから、3kgやせますか?
何kgがよくて何kgがだめなのか、それは考え方によって人それぞれです。
でも実際には、客観的な適正体重があるのです!

 

やせた、太ったとよく口にしますが、“以前に比べて“などの主観的な基準ではなく、体格を表す「やせ」と「肥満」には科学的根拠に基づいた明確な指標が存在していて、目指すべき適正体重を算出することができます。
この指標が体格指数「BMI」です。身長と体重から算出することができ、これまでの研究から、BMI22の時が最も病気になりにくいとされています。(計算式は資料参照)

 

 

【適正体重を知って維持しよう】※クリックして拡大
【適正体重を知って維持しよう】※クリックして拡大

適正体重を算出すると、それよりもやせている方が多いのではないでしょうか。というのも、令和元年度の国民健康・栄養調査では、本学に多い20代女性の20.7%がやせの状況にあるという結果が出ています。ちなみに、15~19歳ではより多い21.0%、80歳以上の女性では12.1%です。
やせなくて良い範囲であるのに、やせなければと思っている方は大変多く、食事で解決しようとすると、欠食や必要以上のエネルギー制限、糖質カットなどから食事バランスが乱れ、栄養不足に陥ります。栄養不足は免疫力の低下や肌のハリつやの消失、貧血、筋肉量の低下などに加えて、将来的な生活習慣病や健康被害も引き起こします。たんぱく質ばかりを摂っていても、バランス良く適度な糖質をとらなければ筋肉量は減っていくのです。
あなたのBMIがやせに該当する場合はもちろん、普通の範囲内である場合にも、偏った食生活や過度なダイエットには十分注意してください。
3食バランス良い食事で、適正体重を維持し、健康な毎日を送りましょう!

 

 

 

また、BMIの目標値は年齢によって異なります。
若い女性同様、高齢者の食事量の低下によるやせが問題視され、以下のように区分がされていますので、ご参照ください。

 

目標とするBMIの範囲 (日本人の食事摂取基準 2020年版)
18~49歳 18.5~24.9
50~64歳 20.0~24.9
65歳以上 21.5~24.9

 

♪今月のレシピ♪ 【ゴーヤと大豆のキーマカレー】

 

ひき肉、大豆、卵と3種類のたんぱく質源を使用。
たっぷりの野菜入りでビタミン類もしっかり摂れるスパイシーカレーです。
カレーを作り置きして、ご飯以外にパンやパスタと合わせてもOK。
おうち時間にぜひ、作ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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