Information

戻る

学長からのメッセージ

戻る

ヒューマンサービスの実現に向けて、皆さんの学びをサポートします。

学長 村上明美
学長 村上明美

本大学は、ヒューマンサービスをミッションに掲げ、保健・医療・福祉の連携と総合化、生涯にわたる継続教育の重視、地域社会への貢献を基本理念としています。

保健・医療・福祉にかかわる専門職は、いのちの誕生から終焉にいたるまで、「ひと」の健康や生活に深くかかわっています。人々が人生を安寧に過ごすために、保健・医療・福祉にかかわる専門職の活躍が大きく期待されています。

 

わが国では少子高齢化が急速に進み、すでに人口減少が始まっています。世界に目を向けると、紛争危機により国際秩序は揺らぎ、新興・再興感染症が世界的に流行し、気候変動に関連した災害が多発する等、人々の健康や生活を脅かす多様な社会問題が顕在化しています。

 

近年、科学は急速な進歩を遂げました。しかし、科学の進歩とそれに伴う専門分化は、専門的視座からの部分解釈を促し、「ひと」をホリスティック(全人的)にとらえることを難しくさせました。部分の解釈はそれぞれ正当でありながら、それらを組み合わせると「ひと」として有機的にまとまらない状況を生み出しています。

 

皆さんは、本大学において専門職に求められる専門的学習を深めるとともに、多職種との連携・協働を図りながら、「ひと」をホリスティックに支援することを学びます。自ら学ぶ環境を創出し、学生同士で様々な壁を乗り越え、協力し合いながら課題に取り組まなければなりません。

 

どうぞ、複雑化する社会動向や成長著しいデジタル技術等を柔軟に受け止める感受性を培い、専門職として「ひと」のために解決すべき課題を見極め、科学的根拠に基づき連携・協働できる実践力を修得してください。

どのような人も排除されることなく、ひとりひとりが大切にされ、その人らしく生きられるように、一緒にヒューマンサービスの実現を目指しましょう。

教員一同、皆さんの学びをサポートします。

 

プロフィール

  • 日本赤十字看護大学大学院博士後期課程修了、博士(看護学)。
  • 都内の大学病院で助産師・看護師として勤務後、山梨県立看護短期大学、日本赤十字看護大学を経て、2004年度より本学保健福祉学部看護学科助教授、2007年度より看護学科教授、2013年度より看護学科長、2017年度より保健福祉学部長、2023年度より本学学長に就任。
  • 主な研究テーマは「熟練助産師のわざの解明・伝承」「周産期の医療安全」「助産師教育の質保証」「性暴力被害者支援」「中高年女性のヘルスプロモーション」。
  • 公益社団法人全国助産師教育協議会会長、一般社団法人日本助産学会理事、産科医療補償制度分析委員会部会員、公益財団法人日本助産評価機構理事・監事、公益社団法人神奈川県助産師会会長などを歴任。
前のページに戻る