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社会福祉学科

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学科長メッセージ

社会福祉学科長新保 幸男

誰もが幸せに
生活できることを目指して

社会福祉の目的は、誰もが幸せに生活できる社会の実現です。人びとの生活のしづらさを解決し、社会参加や自己実現を支援するための制度や政策、支援のための方法や技術の総体です。誰も排除せず、社会で生きる一人ひとりを大切にし、その人が目指す生活の実現のために、人間に対する幅広い知識と深い洞察力、鋭い感性を身につけ、専門的な知識や技術を修得していくことが必要となります。
社会福祉学科では、講義科目以外に、少人数の演習や現場実習を通して、学生同士がお互いに学びあいつつ、教員や現場の指導者からの手厚いサポートを受けることのできる体制と環境を整えています。また、他学科の学生とともに連携や協働のあり方を学び、将来、他の専門職や地域の人びとと手を携え、実践できる人材の育成を行っています。明日の社会福祉を担うみなさん、ぜひ私たちと一緒に学んでいきましょう。

社会福祉学科 准教授

吉中 季子

対談

社会福祉学科 3年

村松 晴香

ゼミではどんなことを学んでいますか?

村松

普段のゼミでは毎週関心のある新聞記事の報告会と輪読を行っています。参加しているゼミ生は、ジェンダー、高齢者福祉、女性の支援、高齢者の貧困など多様なテーマに関心を持っているので、自分とは違う視点から意見を聞くことができ、毎週楽しみです。

先生から見て、村松さんはどんな学生さんですか?

吉中

ゼミでは、教員の方から一方的にいろいろなことを提示するというよりも、ゼミのメンバーがお互いいろんな意見を言い合い、自分たちなりの考察を発言してもらうことを主眼としています。その中で、村松さんは、介護福祉士を目指されているということもあって、何事にも強い関心を持ち、ゼミの中でも積極的にディスカッションに参加しており、問題意識も高いです。

見学実習にいってみて、どうでしたか?

村松

実習では神奈川県立女性相談所に行き、DVの被害にあった方がどうやって施設から抜けて、自立につなげていくかというのを間近で見させていただきました。実習で大変だったことは、カンファレンスだったり、資料だったり、いろんなことがたくさん入ってくるので、ついていくのに必死でした。
今は話を聞くだけですが、社会福祉士の資格を取って働くとなったら、利用者さんと関わりながら助言ということになるので、3年のうちから現場を間近に体験できたことはよい機会となりました。

今後の目標はありますか?

村松

現在は、DVなど複雑な背景で複雑な困難を抱えている女性たちがどういう支援を望んでいるのか、支援者としてどうやったら支援をすることができるのか、などといった女性の福祉に関心があり、将来はそういう女性たちを支えていける支援者になりたいと考えています。また、海外と日本の女性福祉には相違点が多いと感じているので、比較をしながら調べていきたいです。

先生から村松さんへのアドバイスは?

吉中

社会福祉学科の学生全員に言えることですが、常に現場を意識することが大切です。問題は現場や私たちの生活から起こってくるので、机上の理論だけではなく、常に生活の視点と現場の視点で物事を考えるようにしてください。

県立大学のいいところ

吉中

県立大学は授業もゼミも少人数でやっているので、非常にアットホームでいろんなディスカッションができます。そして、社会福祉学だけではない他の専門領域との連携も学ぶことができます。様々な人と人とのつながりが、緊密にできているというのがこの大学のいいところだと思います。

※学年は取材時のものです

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