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情報発信コーナー(2021年10月)

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☆ 今月の栄養サポート通信 ☆

皆様の日々の暮らしに役立ちそうな栄養や食に関する情報とレシピを毎月定期的に配信しています。

 

今月のテーマはこちらです ↓↓

今日からなくそう!食品ロス

10月30日は「食品ロス削減の日」とされており、10月はひと月通して食品ロス削減月間です。
これは、令和元年10月1日に「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)が、施行されたことにちなみます。

 

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと、です。
日本では年間600万トンが捨てられていて、スーパーやコンビニの売れ残り、外食の食べ残し、売り物にできない規格外品などの事業系食品と、買ったものの賞味期限切れや、料理の作りすぎ、皮のむきすぎなどで捨てられる家庭系食品とに分けられます。事業系が324万トン、家庭系が276万トンで、日本人ひとりあたりにすると、毎日お茶碗1杯分(130g)のご飯を捨てていることになるのです。

 

ではなぜ捨てたらいけないか、考えたことはありますか?
ひとつには、やはり世界的な食料難があげられます。日本の食料自給率は令和2年度で37%と非常に低く、海外から多くの食品を輸入していますが、その反面大量の食品を廃棄しているのが現状です。
また、ロスとなった食品はすべてゴミとして焼却処分されるわけですが、ゴミの処理には運搬や処理に多くのエネルギーが必要とされ、多くの二酸化炭素を排出して環境を圧迫してしまいます。
食料の世界的な偏りを解決することは大変に難しい問題ですが、少なくとも捨てる食品を減らす努力は今すぐ、誰にでも始められる取り組みです。
今日から、食品ロスをしない生活を始めてみませんか??

 

【今日からなくそう!食品ロス】※クリックして拡大
【今日からなくそう!食品ロス】※クリックして拡大

まずは日々のお買い物で余計なものを買わないことが大切です。
まだあるのに買ってしまったり、安いからと大量に買いすぎてしまったりするとロスに繋がる危険性大。自宅にあるものを確認しておき、必要なもの、必要な量だけを買いましょう。お腹がすいているとつい、余計なものを買ってしまうので満腹時に行くのもおすすめです。
食材を買いすぎた場合には、下処理して冷凍保存しておいても便利です。野菜だったら茹でて冷凍野菜に、お肉だったら小分けにして冷凍してもOKです。

また、食品には消費期限と賞味期限とがありますが、消費期限はそれまでに使い切らなければならないもの、賞味期限は美味しく食べられる期限で、多少過ぎてしまっても食べられます。スーパーで、必ず期限が長いものを買ったりしていませんか?すぐに食べきるものなら消費期限や賞味期限が近くても問題ありません。一方で期限が切れた売れ残り商品は即食品ロスです。目の前の食品を救う気持ちで期限の近いものを購入するのも、食品ロス削減活動の第一歩です。

 


お料理する際に気をつけたいのは野菜の皮を分厚くむいてしまったり、食べられる部位を捨ててしまったりすることです。
普段何気なく捨てていた部分も実は栄養たっぷりで、立派な食材かもしれません。好みの問題もありますが、できるだけ廃棄する部分は少なく抑えるよう心がけましょう。
また、外食をされる時、意外にあるのが付け合わせを残すこと。唐揚げに敷かれたレタスや、ハンバーグのにんじんやクレソン、刺身のツマや薬味も残してしまったら食品ロスです。ほんのわずかな量ですが、集まれば大量の廃棄物。栄養バランス的にもぜひ、食べていただきたいところです。

食品ロス削減はひとりひとりの心がけが大切。できることから少しずつはじめてみましょう!

♪今月のレシピ♪ 【ポテサラ風おからサラダ】

 

“おから”は豆腐を作る際に出る大豆の搾りかすです。捨ててしまっては廃棄物ですが、おからは栄養たっぷりの立派な食材。日本人は古くからこのおからを利用した料理を食べてきました。現在では食べる以外にも飼料や肥料に活用されていますが、利用されずに捨てられるおからも少なからず存在しています。そこで今回は、おからのロスを防ぐべく、簡単につくれて食べやすいおからサラダをご紹介します。マヨネーズでしっとりなめらか食感、食物繊維豊富で腸内環境改善にも◎ 近所のお豆腐屋さんでお安く手に入りますので、卯の花や、おからハンバーグに飽きた方、ぜひお試しください!

 

 

 

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