Library

戻る

Library Letter 2022/07 (Vol.2)

戻る

 「Library Letter」は、図書室からの情報発信を目的に、教員や司書からのおすすめ本や調べ物に役立つミニ情報などを紹介します。
 所蔵している資料については、OPACへのリンクを表示します。附属図書館で所蔵している資料は、取り寄せが可能です。

令和4年度公開講座 講師の佐々先生にまつわる資料

令和4年度公開講座「いつまでも自分らしく~コロナ禍で考える在宅・看取り・介護・医療~」

令和4年度公開講座は、ノンフィクション作家である佐々涼子先生をお招きし、オンライン講演会を開催することになりました。
今回は、公開講座の内容とも深くかかわる佐々先生にまつわる資料です。
 

・公開講座 開催日時
  令和4年9月17日土曜日 13時30分から15時30分まで


 ※申込方法等詳細につきましては、公開講座のページをご覧ください。

『エンド・オブ・ライフ』佐々涼子著 集英社インターナショナル 2020年

人の死に触れる決して軽くない内容ですが、不思議と読む手を止められず、一気読みでした。「楽しく」あることを大切に生きた方、最期まで勇敢に生きて拍手で家族に見送られた方、著者のお母様の介護を長年されてきたお父様の姿。理想と現実と、不安とおだやかさの揺れる、とてもあたたかい本です。

『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている:再生・日本製紙石巻工場(ハヤカワ文庫)』佐々涼子著 早川書房 2017年

2011年3月11日、津波に呑みこまれた日本製紙石巻工場。紙の本の供給のためにはなくてはならない工場です。破滅的被害から、復興に向けての従業員の奮闘に胸が熱くなります。

『エンジェルフライト:国際霊柩送還士(集英社文庫)』佐々涼子著 集英社 2014年
海外から日本へ、日本から海外へ、亡くなった人々を送り届ける仕事に密着したノンフィクション。

きちんと弔うことの大切さを考えさせられます。

第10回開高健ノンフィクション賞受賞作。

「 本人の"心地よい"選択のために看護師ができること」秋山 正子・佐々 涼子 コミュニティケア 23巻13号2021年11月臨時増刊号 pp.153-159

訪問看護の草分け的な存在である秋山氏(マギーズ東京センター長)と佐々氏の対談記事。

「意思決定」の話題を中心に、最期を迎える人たちへの関りについて患者家族体験もある両氏が語り合っています。

「「死」に向き合うということ-在宅医療を描いたノンフィクション作家・佐々涼子さんに、訪問看護師が聞く」坂口博紀(聞き手) 訪問看護と介護 26巻3号2021年3月号 pp.153-159

訪問看護師の坂口氏による佐々氏へのインタビュー記事。

取材対象との距離感の難しさなど、『エンド・オブ・ライフ』執筆中の思いが語られています。

坂口氏は、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション教育研修部部長。

『京都の訪問診療所おせっかい日誌』渡辺西賀茂診療所編 幻冬舎メディアコンサルティング 2018年

『エンド・オブ・ライフ』の取材先にもなっている診療所による記録。

「私生活にまで踏み込む力」で、患者・家族に寄り添おうする在宅医療現場の奮闘が綴られています。

「Library Letter」バックナンバー

前のページに戻る