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感染管理認定看護師教育課程(A課程)

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感染管理領域において熟練した看護技術と知識を駆使して水準の高い看護を実践する認定看護師を育成する教育課程です。医療施設に必要とされる、医療関連感染の予防・管理に必要な専門的知識・高度な技術とリーダーシップを兼ね備えた人材の育成を目指します。

令和5年度 課程の概要

  • (1)受講要件
    次の1から3の受講要件をすべて満たす者
  1. 日本国の看護師免許を有する者
  2. 看護師免許を取得後、実務経験が常勤(週40時間勤務)換算で5年以上あり、施設長の推薦が得られる者
  3. 以下に掲げる実務経験を有する者
    • ① 通算3年以上、感染管理に関わる活動実績(感染対策委員会、ICT、リンクナース会等)を有すること。
    • ② 感染予防・管理等において自身が実施したケア等の改善実績を1事例以上有すること。
    • ③ 医療関連感染サーベイランス実施における一連の流れを理解していることが望ましい。
    • ④ 現在、医療施設等において、専任または兼任として感染管理に関わる活動に携わっていることが望ましい。
  • (2)資格等
    日本看護協会認定感染管理認定看護師教育課程(A課程)修了
  • (3)教育目的
  1. 医療を提供する場で働くあらゆる人々及び患者とその家族に対し、専門的知識と高度な技術に基づいて医療関連感染の予防と管理を実践できる能力を育成する。
  2. 医療を提供する場で働くあらゆる人々及び患者とその家族に対し、医療関連感染の予防と管理について指導できる能力を育成する。
  3. 医療関連感染の予防と管理について、医療を提供する場で働くあらゆる人々及び患者とその家族からの相談に対応し、問題解決に向けた支援ができる能力を育成する。
  • (4)定員
    45名
  • (5)開講期間(入学式は4月)
    5月中旬から3月(12カ月)
  • (6)開講曜日
    月曜から金曜、一部土曜
  • (7)履修時間数(必修)
    661時間
  • (8)履修時間数(選択)
    18時間
  • (9)授業料(必修のみの場合)
    県内 142,500円(税込)/県外 237,500円(税込)
  • (10)選考方法
    学科試験、小論文、面接

1年間の流れ

教員・教育担当者養成課程看護コース 1年間の流れの表
時期 主な流れ 内容
4月上旬 入学式 入学式以外の日は、自分の施設で働きながら、情報収集などの課題に取り組みます。
5月中旬 集中講義開始 著名な講師陣の講義はもちろん、多彩な教育方法による演習を取り入れています。
8月 指導能力・実践能力の強化
各科目試験
認定看護師として欠かせない教育・指導技術の向上を図ります。
9月中旬~10月 臨地実習 県内(一部都内)の病院で、20日間の実習を行います。指導体制はどの病院も整っています。
11月 感染予防・管理プログラム発表会 所属施設の感染予防・管理プログラムを完成させ、発表します。
12月 修了試験 集中講義終了
12月中旬~3月上旬 認定審査の受験対策を行います。認定審査模擬試験を実施します。
3月中旬 卒業式 卒業後、10月頃には看護協会の認定審査を受けます。

よくある質問

  • Q1. 現在、認定コースと直接関係のない部署に勤務していますが、受験できますか?
  • A1. 出願要件を満たしていれば受験可能です。
    「看護師免許取得後、実務経験が5年以上」「通算3年以上の感染管理に関わる活動実績」「感染予防・管理等において自身が実施したケア等の改善実績が1事例有する」ことが必要になります。感染管理室などの部署に勤務していなくても、病棟や外来勤務の中で感染管理の委員会やチーム、係や部内担当などで感染管理に関わる活動を行っていれば出願要件を満たします。
  • Q2. 感染予防・管理等において自身が実施したケア等の改善実績を1事例以上とありますが、どのようなことを記載すればよいですか?
  • A2. ケアの改善の例としては、手指衛生の遵守率を向上させる取り組み、個人防護具の適切な着脱の指導、感染発生時のマニュアルの改訂、尿路感染予防のためのカテーテル管理手順の周知、針刺し防止機構付き留置針の導入、N95マスクの着用訓練の実施、などが挙げられます。記載内容については、書式に沿って、ご自身の実践したことを記述ください。
  • Q3. 在学中の勤務は可能でしょうか?
  • A3. 5月から12月の集中講義期間は、勤務やアルバイトは困難です。この期間は、講義や演習、実習、試験に向けて、授業時間以外に課題に取り組むための時間や自己学習にあてる時間が必要になります。学習に専念できる準備を整えて入学に臨んでください。
  • Q4. 入学金、授業料以外に費用はどのくらいかかりますか? 実習費はいくらですか?
  • A4. 実習費は不要ですが、実習施設への交通費などの費用は自己負担です。実習施設は神奈川県内の施設です。これ以外に参考図書の購入や資料の印刷に費用がかかります。日本看護協会の奨学金制度には「認定看護師教育課程奨学金」があります。日本看護協会ホームページでご確認ください。
  • Q5. センターの説明会はありますか?
  • A5. 当センターでは、感染管理認定看護師を目指す方のための課程説明会を9月~11月頃にオンデマンド配信しています。当センターの受験を考えている方は、ぜひご視聴ください。
  • Q6. 過去の入学試験問題の公表はしていますか? 入学試験に向けてどのような準備が必要ですか?
  • A6. 前年度の入試問題を、当センターホームページで一定期間公開しています。(募集要項が掲載される頃から入試までの間)また、課程説明会では、前年度の入試問題の解説と学習のポイントについて説明しています。試験内容は、感染管理認定看護師を目指す際に求められる基礎知識と問題解決能力を問う内容です。日頃から問題意識を持ち、根拠を明確に看護実践を積み重ねていくことが大切です。感染管理に関連したガイドラインを学習しておくとよいでしょう。小論文では、テーマに関する理解力、思考力及び論理的表現を問います。「小論文の書き方」等を一読することをお勧めします。

感染管理認定看護師教育課程 授業風景

 

「指導」では、「協働する場づくりとしての指導能力について共同で気付く」と題して、動いて話して体験し、指導とは何かを体で体感します。

認定看護師に必要な指導のスキルを磨くため、模擬授業を行います。「指導」「感染管理指導と相談」の授業での学びを活かして、授業をします。みんなの前での授業はとても緊張しますが、臨地実習ではこの何倍も緊張しますので、その予行演習です。

「微生物学」「感染症学概論・各論」「学内演習(微生物検査)」
科目「微生物学・感染症学概論・感染症学各論」で学んだ知識をもとに、実際に微生物を培養して顕微鏡で観察します。
いつもは目に見えない微生物が、見えると感動です!

お問い合わせ

実践教育センター 実践教育部
電話番号:045-366-5873

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