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センター長あいさつ

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ケアの現場で働く皆さん、実践教育センターで更なる成長に向けて

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石原 美和
神奈川県立保健福祉大学
実践教育センター長

 約2年間、新型コロナウイルス感染症のまん延の中、保健・医療・福祉専門職の皆さんは、患者や利用者、住民を守るため、未曽有の対応にご尽力されたことに敬意を示します。

 感染症のみならず、少子高齢化や人口減少により、保健医療福祉分野の専門職には、専門性を発揮し、多職種連携による全人的な対応が求められています。実践教育センターは、保健医療福祉分野の専門職のためのキャリアアップに向けた現任者教育の場として活用いただいております。

 修了時に資格が得られる厚生労働省認定の看護師と介護福祉士の教員養成講習会、実習指導者講習会をはじめ、学会や団体が認定する栄養ケア・マネジメント課程や日本看護協会の認定看護管理者教育課程、感染管理認定看護師教育課程などを開講しています。また、本センター独自の多職種連携推進課程では、専門領域を超えた更なる質の高いケアの提供について学習できます。アレルギー対策や医療安全管理者養成等の研修も神奈川県と共催しており、幅広い教育プログラムを提供しております。

 本センターの特徴の1つは、大学と一体的な運営のもと、大学教授陣の授業やオンライン授業のシステム、横須賀と二俣川の図書館の利用ができる学習環境です。そして、教育課程では、学習した内容を現場で振り返りながら確認できるプログラムが好評です。

 さらに、令和4年度より大学の理念をふまえて実践教育センター3つの方針を掲げました。「入学者の受け入れ方針」としては、社会的なニーズに応える現任者教育を実施するにあたり、センターの教育方針を理解し、各課程の教育目標を達成して、保健・医療・福祉分野のリーダーとして地域に貢献する能力・意欲・適性がある学生を受け入れます。「教育課程編成の方針」としては、「卒業・修了認定方針」に掲げる資質や能力等が身につけられるよう、ヒューマンサービス論を全課程の必修としたカリキュラムを編成しています。「卒業・修了認定方針」としては、実践教育センターの履修規程に定めた卒業・修了要件を満たし、各教育課程の教育あるいは到達目標に掲げる資質や能力等を身につけたと判断できる者について、卒業・修了を認定します。これら3つの方針をセンター教職員一人ひとりが念頭において、各教育課程における教育を展開します。

 実践教育センターで、職場を少し離れ、自らの問題意識と向き合ったり、他施設からの学生との意見交換をしてみませんか。ケアの現場で活躍する皆さんのさらなる成長と進化に向けて、職員一同サポートします。

プロフィール

  • 神奈川県出身
  • 日本赤十字看護大学看護学部卒業 看護師、保健師
  • 筑波大学大学院修士課程体育学研究科健康教育学専攻修了
  • 虎の門病院勤務後、平成7年に厚生省入省
  • 看護・介護制度、医療安全対策、感染症対策、病院の経営戦略等に携わる
  • 平成29年宮城大学看護学研究科教授。令和2年4月に本学実践教育センター長、保健福祉学部教授に就任
  • 研究テーマは、看護政策、地域包括ケアシステムでの医療機関や事業所と自治体の協働、および、高齢者施設や保育所における感染対策。
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