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Library Letter 2022/04 (Vol.1)

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 「Library Letter」は、図書室からの情報発信を目的に、教員や司書からのおすすめ本や調べ物に役立つミニ情報などを紹介します。
 所蔵している資料については、OPACへのリンクを表示します。附属図書館で所蔵している資料は、取り寄せが可能です。

この図書室で、司書が出会った本

『目の見えない人は世界をどう見ているのか(光文社新書)』伊藤亜紗著 光文社 2015

見えない人にとっての富士山? 美術鑑賞? 「当たり前」が次々に覆され、

見える人が見ていない新鮮な世界が見えてきます。

他者の多様な感覚を知ることで、人間の不思議さにあらめて驚きました。【司書:相原】

『対話をめぐる現象学 : 看護の経験を意味づける』西村ユミ [ほか] 編 日本看護協会出版会 2018

語らいを通して本人たちも予想していなかった気づきが生まれる。

その瞬間に読者の私も立ち会っているような楽しさがありました。

宮子あずさ(看護師・作家)、谷川俊太郎(詩人)、病院看護師長たちとの対話集。【司書:相原】

『家でのこと : 訪問看護で出会う13の珠玉の物語 : まんが』高橋恵子著 医学書院 2021

一つのエピソードを読むごとに本と目を閉じて、じっと考えたくなります。

コロナ禍での患者家族との葛藤なども描かれ、現場のリアルが伝わってきました。

綺麗ごとではない、とてもきれいな物語集です。【司書:相原】

『ボクもたまにはがんになる』三谷幸喜・穎川晋著 幻冬舎 2021年

前立腺がんの手術を受けた脚本家と、主治医の対談集。

前立腺がんのイメージを変えたいという両者の思いから、明るく笑える内容となっています。

ほのぼのした雰囲気で、構えずに読めるのに、ためになるところが気に入りました。【司書:青山】

『いつまでも白い羽根』藤岡陽子著 光文社 2013年

看護学校へ進学した少女が主人公の、人間味あふれる青春小説。

2018年にはテレビドラマ化もされました。

主人公の歯に衣着せぬ性格と、読み手に忖度しないストーリー展開が、ぐいぐい先を読ませます。【司書:青山】

『てにをは辞典』小内一編 三省堂 2010年

言葉の意味を調べるための辞典ではありません。言葉と言葉を繋げるための辞典です。

メールやレポート、論文など文章を書く時に、表現に困ったら引いてみてください。

この本は館内資料のため、自宅用に思わず購入してしまった辞典です。【司書:松下】

『カミキィの季節のおりがみ:飾る・使う・贈る』カミキィ著 日本文芸社 2018年

図書室のカウンター前にある飛沫防止パーテーションに、「おりがみ」の作品が飾ってあります。

この本にある「ふくろう」と「ひまわり」を作ったことが始まりです。

今では他の本からも選んで、おりがみの作品を作っています。【司書:松下】

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