Research

戻る

研究内容紹介

戻る

求められるリハビリテーションを目指して

氏名
白濱 勲二
所属
リハビリテーション学科 作業療法学専攻
研究分野
認知・高次脳機能,リハビリテーション介入,研究倫理・教育
キーワード

脳卒中・高齢者のリハビリテーション,認知・高次脳機能,研究倫理

取り組み内容

・実際に実施されているリハビリテーションの評価および治療プログラムの調査研究
・回復期リハビリテーションにおけるリハビリテーション効果の分析
・神経心理学的評価や電気生理学的手法を用いた、前頭葉機能の検証
・高校生の医療福祉職に対する認識や職業選択についての調査
・地域在住高齢者の認知・身体機能の継時的変化の追跡調査
・リハビリテーションの研究や研究倫理 
などについて研究を行っています。
 

【論文】
・パーキンソン病におけるStroop reaction timeを用いた前頭葉機能の検討.日本老年医学学会雑誌、43 (6), 749-754. 2006
・神経心理学的課題施行時の前頭側頭部の脳血流動態の変化.日本作業療法研究学会雑誌13(2):9-14. 2010.
・プリズムメガネを使用した健常成人におけるプリズムアダプテーションの効果.神奈川県立保健福祉大学誌10(1). 97-105. 2013.
・Development of a task-specific occupational therapy training menu for the improvement of upper limb function in stroke patients. Asian Journal of Occupational Therapy Vol. 12, No. 1 p.43-51, 2016
・セラピストのための研究倫理. 神奈川作業療法研究雑誌 Vol. 8 (1) p1-6, 2018
・A Survey on Rehabilitation Assessment and Interventions to Treat Impairments of the Upper Extremity after Stroke in Japan. Japanese Journal of Occupational Medicine and Traumatology Vol. 67 (3), Page206-216. 2019.
・神奈川県内高校生の医療福祉職の認知度、職業選択、作業療法のイメージに関する実態調査.神奈川県立保健福祉大学誌. 2020.
 
【著書】
・標準作業療法学 専門分野 身体機能作業療法学 第3版 医学書院
・標準作業療法学 専門分野 作業療法評価学 第3版 医学書院

メッセージ

リハビリテーションの評価・介入において、特定の介入手段や目新しい評価、特異的な成果に目を奪われがちですが、現実に即した標準的なリハビリテーションの検証や確立が大切だと考えています。対象者に求められるリハビリテーションを目指して模索しています。
臨床で活躍されている皆さんの中には、臨床データをまとめたり、治療効果を検証したいけど何から始めればよいのかわからず、立ち止まっている方は多いと思います。患者さんには「ありがとう」と言ってもらえるけど、自分の治療は、効果が出せているのか不安に感じていたり、何が正しいのかわからない、などのモヤモヤする気持ちもあるでしょう。うちの病院ではこれがスタンダードだけど、世の中的にはどうなんだろう?教科書や本にはこう書いてあるけど、どこまで本当なんだろう?という疑問もあるかも知れません。自分ではいろいろ調べたり、研修会に行ったりするけど、「すっきり」しない。これらのすべてを解決することはできませんが、最初の一歩を踏み出すために大学や大学院を活用してみてはいかがでしょうか?ともに学ぶ仲間づくりにも役立ててください。お待ちしています。

前のページに戻る