研究活動・産学官連携Research
戻る人間総合科・津田学教授による研究が「学術誌 Bioscience,Biotechnology, and Biochemistry」に掲載されました
戻る抹茶摂取でハエの抗酸化・解毒力アップ — Matcha Flies!
本学の人間総合科・津田学教授による研究が、学術誌 Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry に掲載されました。
本研究では、伝統的な日本茶「抹茶」の摂取が、ショウジョウバエにおいて酸化ストレスへの抵抗性を高め、解毒・抗酸化経路を活性化することを明らかにしました。
抹茶のような伝統食品の健康効果を、遺伝学的に制御可能なモデル動物で分子レベルから解析した初の報告です。
本研究は、抹茶が単一成分ではなく、カフェインとカテキンの相互作用によって全身のストレス耐性を高めることを示しました。また、解毒経路を中心とした分子応答が抹茶の健康機能の鍵であることを初めて明らかにしました。
これらの成果は、伝統的な日本食品の健康効果を科学的根拠づけに寄与するとともに、今後の未病予防や栄養科学研究の発展に資することが期待されます。
問合せ先
公立大学法人神奈川県立保健福祉大学
人間総合科 教授 津田 学
E-mail : tsuda-l3g[at]kuhs.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。
事務局 企画・地域貢献部長 鳴島 裕
電話 : 046-828-2530