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人間総合科 城川 准教授らの共著論文が国際学術誌にて年間の最多ダウンロード論文として表彰されました!

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人間総合科 城川 美佳 准教授らの共著論文が、日本小児科学会発行の公式英文学会誌「PEDIATRICS INTERNATIONAL」における年間の最多ダウンロード論文として表彰されました!

本研究の背景

1992年にWHO、UNESCO、UNICEFによって発表された「ヘルス・プロモーティング・スクール (Health Promoting Schools: HPS)」は、学校を「健康づくりの場」の1つと捉え、学校の子どもや教職員およびその地域の住民を含めた総合的な健康づくりのための活動、およびその実践のための総合的政策を言います。1995年にWHOは国際学校保健イニシアティブ(Global School Health Initiative)を立ち上げてHPSの世界的な普及活動を開始し、世界各国で取り組まれています。

本研究の概要

本研究は、アジアの8か国(カンボディア、中国、日本、大韓民国、ラオス、ネパール、フィリピン、タイ)を対象に、各国の学校保健プログラムをHPSフレームワークに照らし合わせてマッピングし、課題等を検討することを目的としたものです。対象国における学校保健の専門家を招集し、2019年に開催されたワークショップによりデータの収集と解析を行いました。その結果、日本と韓国を除いた6か国において近年HPS枠組みへの政策転換がなされていることが確認されました。また、精神的健康と社会的健康の側面に対する配慮が不十分であることが明らかになりました。

論文タイトル

Status of school health programs in Asia: National policy and implementation
<和訳>
アジアにおける学校保健プログラムの現状:国家政策と実装

掲載誌
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