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リハビリテーション学科作業療法学専攻の杉村助教が第28回日本産業ストレス学会で優秀演題賞受賞

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リハビリテーション学科作業療法学専攻の杉村直哉助教が、12月4日(金)、12月5日(土)開催の第28回日本産業ストレス学会で発表した演題、「うつ病休職者の休業期間に関連する配偶者要因の検討」が、審査員が選ぶ「優秀演題賞」を受賞しましたのでお知らせします。

 

【杉村助教のコメント】

受賞の連絡をいただいた際には大変びっくりしましたが、授賞式で受賞記念のプレゼンテーションをさせていただく機会もいただき、名誉ある賞をいただいた実感が湧いてきました。
私の主な研究テーマは「働く人のメンタルヘルス支援」ですが、今回発表したのはうつ病により仕事を休職する方が職場に復帰していくプロセスで、配偶者の方の状況がどのくらい影響を及ぼしているか検証したものになります。国内18ヶ所の医療機関の協力をいただき、63組のご夫婦のデータを解析した結果、休職する方の職場復帰までのプロセスには配偶者の日常生活活動の充実が関連しているというものでした。特に配偶者のレジャー活動が多いほど休業期間が短いという結果は、職場復帰支援において配偶者(ご家族)がイキイキとした生活を送れるように支援することが有益であるという新たな視点を提供できたものと考えております。
本研究にご協力いただきました対象者の皆様ならびに研究協力者の皆様、また共同研究者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

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