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栄養領域 飯田綾香

食育・栄養生理学研究室

 2021年度に発足した研究室です。食育・食教育研究と栄養生理学的研究を中心に、研究を展開する予定です。以下の研究テーマ以外にも、様々な研究に取り組み始めたところです。また、JDA-DAT(日本栄養士会災害支援チーム)のリーダーを取得した経験から、今後、災害と栄養に関する研究も進めていきたいと考えています。

 研究室のゼミ活動として、地域の食育活動を行っています。2021年度は横須賀地区栄養士連絡協議会(https://www.kuhs.ac.jp/research/yokosuka_nutri/)と連携し、SNSを活用した情報発信を学部生が行いました。

研究テーマ

1 特別支援教育における栄養管理に関する研究

 障害児の栄養・健康面におけるケアは、障害種やその程度など個別性が高く、障害特性に応じた多岐にわたる配慮が必要です。障害児の「肥満」は生活習慣病、「やせ」は発育・発達障害のリスクを上げ、その後の成長や健康状態、生活に大きく影響することから、障害児一人一人に適切な栄養ケアを提供する体制整備が急務となっています。そこで、本研究では特別支援学校に着目し、栄養教諭を中核とした障害児の栄養ケア体制の構築をテーマに研究を推進しています。

2 NAFLD・MAFLDの栄養療法に関する基礎的研究

 非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD)とは、メタボリックシンドロームの肝臓での表現型とされる、アルコールやウイルスが原因でない慢性肝疾患であり、肝炎(NASH)から肝硬変・肝がんといった重症肝疾患まで進行してしまう可能性があります。これまで、私たちは病態モデル動物を用い、アミノ酸代謝異常やディスバイオシス(腸内細菌叢のバランス破綻)などの病態に関する研究、予防に有効な栄養素(アミノ酸[BCAA]、希少糖[D-アロース]、食物繊維[water soluble cellulose acetate:WSCA])や運動に関する探索研究を行ってきました。最近では、MAFLD(Metabolic associated fatty liver disease)という新概念も提唱され、代謝異常の面から重点的に研究を展開したいと考えています。

お知らせ・活動報告

・・・準備中・・・

 

受験生へのメッセージ

 様々なことに興味を持ち、研究に熱意と積極性を持って取り組む方を募集しています。

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