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3つの方針(ポリシー)

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保健福祉学部・各学科、各研究科の3つの方針(ポリシー)

アドミッション・ポリシー

◇ 保健福祉学部では、次のような学生を求めています。
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部では、教育理念のもと教育目標を達成するために必要な資質と能力を備えている人々を受け入れます。卒業後に保健・医療・福祉の専門職として、多職種連携のもとに本学の理念であるヒューマンサービスを実践するためには、豊かな人間性と高い倫理観および使命感と確かな技術を持って自ら行動する能力が必要です。このような観点から次のような学生を求めています。

  1. ヒューマンサービス理解のために必要な人に対する関心を持ち、生命の尊厳を重視する人
  2. 保健・医療・福祉の専門職として必要な学問、技術、資格の修得に意欲的な人
  3. 人文・社会・自然科学など幅広く学ぶために必要な基礎学力を有している人
  4. 地域社会とその保健・医療・福祉に関わる課題への理解を深める意欲のある人
  5. 創造性、社会性および責任感がある人
  6. 協調性を持ち、コミュニケーション能力を持つ人
  7. グローバル社会に対応するための基礎的語学能力を持つ人
  8. 将来的に、保健・医療・福祉分野のリーダーとして活躍する意欲のある人
看護学科

● 看護学科では、次のような学生を求めています。
看護学科では、看護の専門職としてヒューマンサービスを実践するために、人々の生活や健康に関心を寄せる豊かな感性と、科学的根拠に基づいて人とその環境に働きかけるための知識と技術を習得できる基礎学力、社会の変化や人々のニーズを的確に把握し、多職種と連携して課題に取り組む力を育成します。
このような観点から、次のような学生を求めています。

  1. 人の悩みや苦しみを思いやれる人
  2. 看護の専門職として必要な学問に関心を持っている人
  3. 看護を学ぶために必要な基礎学力を有している人
  4. 筋道をたてて考えを説明できる人
  5. 健康や生活について相手の立場にたって考えることができる人
  6. 自分の責任を果たそうとする人
  7. 立場や考えの異なる人を尊重できる人
  8. 目標に向かって自主的に取り組む人

以上の観点に立って、複数の選抜方式と多様な評価尺度による入学者選抜試験を実施します。
一般選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を、大学独自の記述試験により知識だけでなく論理的思考力や創造力、表現力などを評価します。
神奈川県内在住または在学の高校生を対象とした学校推薦型選抜では、大学入学共通テストは課さず、大学独自の記述試験により、知識、論理的思考力、創造力、表現力などを評価します。
また、特別選抜として、社会人選抜、帰国生徒選抜、私費外国人留学生選抜があります。
すべての選抜方式で、全志願者に対し面接を実施し、保健•医療•福祉の専門職を目指すうえで必要なコミュニケーション能力や学習意欲、表現力、創造性など、志願者の多様な特長•能力を多角的•総合的に評価します。

栄養学科

● 栄養学科では、次のような学生を求めています。
栄養学科では、生命科学及び人間栄養学を基礎として、個人や集団が抱える健康問題、栄養問題、栄養に関する社会的ニーズを総合的、かつ的確に把握し、健康の維持・増進、疾病の予防・治療・再発防止、さらに介護など様々な分野で地域や国際的なリーダーを目指す人材を育成します。
このような観点から、次のような学生を求めています。

  1. 人を尊重し、豊かなコミュニケーション能力、高い感性と想像・創造力を備え、ヒューマンサービスを実践する強い意志を持っている人
  2. 食に対する興味関心を持ち、自分や身近な人の食生活を大切にしている人
  3. 人間栄養学および生命科学を学ぶための高い基礎学力を有している人
  4. 主体的・自律的に課題を探求し、解決することに関心を持ち行動できる人
  5. 本学科のカリキュラムをやり遂げる体力・忍耐力を持っている人
  6. 知識を活用して、客観的・論理的思考ができ、自らの考えをわかりやすく表現できる人
  7. 国際的な視野を持ち、基礎的語学能力を持つ人
  8. 社会に貢献する強い意志を持ち、将来、管理栄養士として働くことに夢と希望を持っている人

以上の観点に立って、複数の選抜方式と多様な評価尺度による入学者選抜試験を実施します。
一般選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を、大学独自の記述試験により知識だけでなく論理的思考力や創造力、表現力などを評価します。
神奈川県内在住または在学の高校生を対象とした学校推薦型選抜では、大学入学共通テストは課さず、大学独自の記述試験により、知識、論理的思考力、創造力、表現力などを評価します。
また、特別選抜として、社会人選抜、帰国生徒選抜、私費外国人留学生選抜があります。
すべての選抜方式で、全志願者に対し面接を実施し、保健•医療•福祉の専門職を目指すうえで必要なコミュニケーション能力や学習意欲、自律性、将来性など、志願者の多様な特長•能力を多角的•総合的に評価します。

社会福祉学科

● 社会福祉学科では、次のような学生を求めています。
社会福祉学科では、だれもが自立した市民として、尊厳を持って個性的に生きることができ、不安や孤独、排除や孤立のない福祉社会を創造していくために、社会福祉に関するグローバルな認識に基づいて、それぞれのコミュニティにおけるヒューマンサービスを実践できる能力を持った人材を育成します。このような観点から、次のような学生を求めています。

  1. 多様な人々が豊かに生活することのできる、より良い社会を創造したいと考えている人
  2. 生活のしづらさを抱えている人々に寄り添い、ともに歩むことのできる人
  3. 目標に向けて努力を積み重ねることのできる人

以上の観点に立って、複数の選抜方式と多様な評価尺度による入学者選抜試験を実施します。
一般選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を、大学独自の記述試験により知識だけでなく論理的思考力や創造力、表現力などを評価します。
神奈川県内在住または在学の高校生を対象とした学校推薦型選抜では、大学入学共通テストは課さず、大学独自の記述試験により、知識、論理的思考力、創造力、表現力などを評価します。
特別選抜として、社会人選抜、帰国生徒選抜、私費外国人留学生選抜があります。
また、他大学等において研鑽を積み本学への編入学を希望する者を対象とした編入学選抜では、大学独自の記述試験により、知識、論理的思考力、創造力、表現力などを評価します。
すべての選抜方式で、全志願者に対し面接を実施し、保健•医療•福祉の専門職を目指すうえで必要なコミュニケーション能力や学習意欲、主体性、社会への関心など、志願者の多様な特長•能力を多角的•総合的に評価します。

リハビリテーション学科

● リハビリテーション学科では、次のような学生を求めています。
リハビリテーションとは、障がい児・者を含めた家族、そして地域との社会統合をめざし、生活の質を高めることです。リハビリテーション学科(理学療法学専攻・作業療法学専攻)では、多様化する個人および社会のニーズに的確に対応するために、科学的根拠に基づいた知識・技術を習得し、実践力を備え、主体的に問題を解決する能力を持った人材を育成します。
このような観点から、次のような学生を求めています。

  1. 人に対する幅広い関心を持ち、ヒューマンサービスを理解しようと努力することができる人
  2. 各専攻の目指す専門職に対する意欲と目的意識の強い人
  3. 各専攻の目指す専門職にとって必要な知識や技術を習得し、資格を取得するための基礎的学力を有している人
  4. 人の暮らしと生活における課題に気付き、深く理解し、解決しようとする意欲のある人
  5. 自らの行動と周囲への働きかけに対して責任感をもって行動できる人
  6. 他者との関係性の中で協調性やコミュニケーション能力の向上に努力することができる人
  7. グローバル社会に対応するための基礎的語学能力を持つ人
  8. リハビリテーションの概念を理解し、その発展に寄与するため継続して学習し、そのリーダーとして活躍する意欲のある人
  9. 障がいや悩みをもつ人に寄り添い、共感的に理解しようとする態度を有している人

【理学療法学専攻】
理学療法学専攻では、リハビリテーションの理念のもとに、柔軟な思考力と広い視野と豊かな人間性といった資質を備え、医療専門職として国際・地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。多様化する個人および社会のニーズに的確に対応するために、科学的根拠に基づいた理学療法の知識・技術を習得し、その実践力を備え、また主体的に問題を解決する能力を持った人材を育成します。
このような観点から、次のような学生を求めています。

  1. 人に対する幅広い関心を持ち、理学療法を学ぶことで、人や社会の幸福を目指すことができる人
  2. 専門職である理学療法士に対する意欲と目的意識の高い人
  3. 理学療法士に必要な知識、技術を習得し、理学療法士国家資格を習得するための基礎的学力を有している人
  4. 人である対象者のみならず家族、社会における課題に気付き、深く理解し、理学療法の立場から解決しようとする意欲がある人
  5. 医療専門職を目指す学生として、自らの言動や振る舞いに対して責任を持って行動できる人
  6. 関連職種との協調性、対象者および家族との適切なコミュニケーションや良好な関係性を構築しようと努力することができる人
  7. グローバル社会に対応するための基礎的語学能力を持つ人
  8. 理学療法の概念を理解し、その発展に寄与するため継続して学習し、そのリーダーとして活躍する意欲のある人
  9. 専門職理学療法士として、障がいや悩みをもつ人に寄り添い、共感的に理解しようとする態度を有している人

以上の観点に立って、複数の選抜方式と多様な評価尺度による入学者選抜試験を実施します。
一般選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を評価します。
神奈川県内在住または在学の高校生を対象とした学校推薦型選抜では、大学入学共通テストは課さず、大学独自の記述試験により、知識、論理的思考力、創造力、表現力などを評価します。
また、特別選抜として、社会人選抜、帰国生徒選抜、私費外国人留学生選抜があります。
すべての選抜方式で、全志願者に対し面接を実施し、保健•医療•福祉の専門職を目指すうえで必要なコミュニケーション能力や学習意欲、表現力、協調性など、志願者の多様な特長•能力を多角的•総合的に評価します。

【作業療法学専攻】
作業療法学専攻では、作業療法の理念を基に、多様化する個人および社会のニーズに的確に対応するために、科学的に根拠に基づいた作業療法の知識・技術を修得し、問題解決のために実践できる能力を持った人材を育成するために、次のような学生を求めています。

  1. 人や社会に関心があり、作業療法の実践によって人や社会の幸福を目指すことができる人。
  2. 専門職である作業療法士に対する意欲と目的意識の強い人。
  3. 作業療法士を目指す学生として、必要な知識、技術を習得し、作業療法士の国家資格を習得するための基礎的学力を有している人。
  4. 対象者や家族、社会における課題に気付き、深く理解し、作業療法士を目指す学生の立場から、解決しようとする意欲がある人。
  5. 専門職である作業療法士を目指す学生として、自らの言動や振る舞いに対して責任を持って行動できる人。
  6. 関連職種との協調性、対象者・家族との適切なコミュニケーションや良好な関係性を構築する努力ができる人。
  7. 国内外の作業療法の知識を学ぶための基礎的語学能力を持つ人。

以上の観点に立って、複数の選抜方式と多様な評価尺度による入学者選抜試験を実施します。
一般選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を評価します。
神奈川県内在住または在学の高校生を対象とした学校推薦型選抜では、大学入学共通テストは課さず、大学独自の記述試験により、知識、論理的思考力、創造力、表現力などを評価します。
また、特別選抜として、社会人選抜、帰国生徒選抜、私費外国人留学生選抜があります。
すべての選抜方式で、全志願者に対し面接を実施し、保健•医療•福祉の専門職を目指すうえで必要なコミュニケーション能力や学習意欲、表現力、協調性など、志願者の多様な特長•能力を多角的•総合的に評価します。

カリキュラム・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学では、本学の理念を学ぶ「象徴科目」、各専門領域を横断的かつ連携して学ぶ「人間総合教育科目」、「連携実践教育科目」、学科ごとの専門領域を学ぶ「専門創造教育科目」を柱とし、学則に定められた国家試験受験資格等を取得できるよう、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. 豊かな教養と科学的根拠に基づきつつ、広い視野と高い倫理観を持って様々な課題に主体的に取り組む力を身につけることができる。
  2. 総合的・専門的な学びを通して、かけがえのない存在である「ひと」を深く理解することができる。
  3. 全ての学科の学生が共に学び、互いの領域を理解し合うことにより、連携して協働する力を身につけることができる。
  4. 地域社会の抱える課題に対し、 修得した確かな知識と技術を基に取り組める実践力を身につけることができる。
  5. 国際的で広い視野に立ち、異なる文化・境遇の人々とも豊かな人間関係を築く力を身につけることができる。
  6. 各科目の学習成果についてはシラバスで設定されている到達目標の達成度に基づいて総合的に評価する。
看護学科

看護学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけることができるよう、保健福祉学部のカリキュラム・ ポリシーを基盤に看護学を学ぶために、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. 保健・医療・福祉の知識を基盤にケアの対象である人間を深く理解することができる。
    入学早期より看護への関心を高め、基礎科目から応用科目へと漸進的に専門性を深められるカリキュラムを編成する。「人間総合教育科目」「連携実践教育科目」で育んだ豊かな人間性と深い教養、幅広い保健・医療・福祉の知識を基盤に、看護の対象を全人的に理解するために必要な「看護支持科目」を配置する。
  2. 大学のミッションであるヒューマンサービスを基盤とし、看護を必要とするあらゆる場で連携・協働し、対象に応じた看護を実践することができる。
    1~2年次に看護の基盤となる対象の発達・健康の段階、生活の場等に応じた対象特性 や看護の概要を学ぶ科目を配置し、そこで養った能力を応用・発展させることを目的に2~3年次に領域別看護学の講義・演習・実習を配置する。また、4年次には、保健医療福祉分野における連携や看護の役割について学ぶために、自ら選択した関心領域において既習の知識や技術を統合し科学的根拠に基づいた看護を実践する統合実習を配置する。さらに、卒業後の自己のキャリアを思い描きながら、看護の役割を発展させる多様な視野を持ち活躍できる能力を育成するため、看護学を深める選択科目群を配置する。
  3. 主体的に看護学を探求する姿勢を持ち、多様なニーズに対応する実践力、創造的に看護を開発できる基礎的能力を獲得することができる。
    問題解決能力や他者と関わる力、リーダーシップ・メンバーシップ能力を育成するために、学生の主体性や創造性を大切にし、問題に基づく学習法や少人数制の授業を縦断的に取り入れる。また、学生が段階的に学習を深められるように「講義」「演習」「実習」の順序性を考慮し配置する。さらに、模擬患者や ICT機器等を取り入れ臨場感ある看護現場を学内に再現して演習を展開すると共に、多種多様な実習場と連携し学生個々の状況に応じたきめ細やかな指導を行う。加えて、看護学を探求し、科学的根拠を活用できる基礎的能力を育成するために、卒業研究を配置する。
栄養学科

栄養学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけることができるよう、保健福祉学部のカリキュラム・ポリシーを基盤に栄養学を学ぶために、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. ヒューマンサービスの理論を理解し、栄養の専門職に必要なヒューマンサービスの展開を理解できる。
    この力を修得するために、1年次に「ヒューマンサービス論Ⅰ」、4年次に「ヒューマンサービス論Ⅱ」を配置する。
  2. 栄養の専門職として、社会的ニーズを的確に把握する視野を持つことができる。
    この力を修得するために、人間総合教育科目、連携実践教育科目および専門創造教育科目の社会・環境と健康の科目群を配置する。
  3. 人間栄養学を基礎とした健康の維持・増進、疾病の予防・治療・再発防止にかかわる専門的知識を理解できる。
    この力を修得するために、1年次後期から2年次に専門創造教育科目の専門基礎分野の科目群を配置する。
  4. 対象者の栄養状態を改善するために必要な知識・技術および活用の方法が理解できる。
    この力を修得するために、2年次後期から4年次に専門創造教育科目・専門分野の科目群を配置する。
  5. 栄養管理システムの構築のあり方を理解できる。
    この力を修得するために、3年次、4年次に専門創造教育科目・専門分野の科目群および臨地実習(必修科目)を配置する。
  6. 栄養に関する専門的な情報を収集し、活用する方法を理解できる。この力を修得するために、4年次に臨地実習(選択科目)および外書講読、卒業研究を配置する。
社会福祉学科

社会福祉学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけることができるよう、保健福祉学部のカリキュラム・ポリシーを基盤に社会福祉学を学ぶために、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. 人とコミュニティ、社会に関する多角的な理解とそれらの相互の関わりについて深く理解することができる。
    この力を修得させるため、社会福祉の基盤となる理論と様々な対象、社会を構成する諸制度について教授する「基礎領域科目」、「分野各論領域科目」、「制度・政策領域科目」を配置する。また、人と社会を多様な側面から理解するための知識を教授する「関連領域科目」には、多くの選択科目も配置する。
  2. 人々やコミュニティのニーズ把握と充足ができる基礎的実践力を身につけ、エンパワーメントを促すことができる。
    この力を修得させるため、少人数演習形式を多く含む授業方法によって能動的に知識を活用できるよう促す「方法・技術領域科目」を配置する。さらに学外実習での体験的な学びによって、それまで修得してきた知識を統合した基礎的実践能力を養えるように「実習領域科目」を配置する。
  3. 社会的課題を探求し、その解決に向けて多様な人々と協働して粘り強く取り組むことができる。
    この力を修得させるため、「実習領域科目」及び「専門演習領域科目」と「卒業研究」を配置する。これらの科目群では、個々の学生の関心や課題意識を重視する個別指導により、主体的な課題探求心を育てると共に、少人数グループでの課題探求型の授業形態により、協働する姿勢を身につけつつリーダーシップについて理解することを促す。
  4. 総合的なヒューマンサービスを実践することができる。
    各学年を通じた少人数でのゼミナールにより、多領域を横断する学びを主体的に統合し、創造的な実践に取り組む姿勢の醸成を促すため、「専門演習領域科目」及び「卒業研究」を必修として配置する。
リハビリテーション学科

リハビリテーション学科は、専攻ごとに以下のように記載します。

【理学療法学専攻】
理学療法学専攻では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけることができるよう、保健福祉学部のカリキュラム・ポリシーを基盤に理学療法学を学ぶために、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. 大学のミッションであるヒューマンサービスを基盤とし、基本的な理学療法の知識・技術を習得でき、また国際的視野で保健医療福祉とリハビリテーションの理念を創造、提供できる。「象徴科目」、「人体の構造と機能」、「理学療法学の基礎」、「人間創造教育科目」、「連携実践教育科目」、「保健医療福祉とリハビリテーションの理念」の科目群を配置する。
  2. 理学療法の基礎・評価・治療を地域社会において実践でき、指導的役割を担える基礎的能力を培うことができる。「理学療法学の基礎」、「理学療法評価学」、「理学療法管理学」、「理学療法治療学」、「地域理学療法学」、「専門創造教育科目」の科目群を配置する。
  3. 保健・医療・福祉に関する幅広い知識や技術を理解し、臨床実習施設で理学療法を実践的に学び、関連する職種と連携・協働できる、および、地域リハビリテーション施設で地域理学療法を体験できる。「見学実習」、「地域理学療法見学実習」、「評価学実習」、「総合臨床実習Ⅰ・Ⅱ」の科目を配置する。
  4. 理学療法を学問として科学的・論理的に研究するために研究の一連の流れである研究計画の作成、研究の実施、データの分析、論文の作成を実践できる。「理学療法学の基礎」の科目群、「卒業研究」を配置する。
  5. 小児から高齢者までの幅広い対象に対し、疾病による障がいの回復のみならず、その健康維持から介護予防まで、幅広い分野での問題を解決する能力を培うことができる。「専門創造教育科目」、「疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進」、「理学療法評価学」、「理学療法治療学」の科目群を配置する。

【作業療法学専攻】
作業療法学専攻では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけることができるよう、保健福祉学部のカリキュラム・ポリシーを基盤に作業療法学を学ぶために、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. 人を理解するために、保健医療福祉とリハビリテーションの理念を学び、最適な作業療法を実践できる。「人体の構造と機能」、「疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進」、「保健医療福祉とリハビリテーションの理念」の科目群を配置する。
  2. ひとりひとりに合った、より良い作業療法を創造・提供できる。「作業療法の基礎」、「作業療法評価学」、「作業治療学」、「地域作業療法学」の科目群を配置する。
  3. 保健・医療・福祉に関する幅広い知識や技術を理解し、臨地実習施設で作業療法を実践し、関連する職種と連携・協働できる、および、地域リハビリテーション施設で地域作業療法を体験できる。「見学評価学実習」、「評価学実習」、「総合臨床実習Ⅰ・Ⅱ」、および、「地域リハビリテーション実習」の科目群を配置する。
  4. 作業療法を学問として科学的・論理的に研究するために研究計画の作成、研究の実施、データの分析、論文の作成ができる。「卒業研究」を配置する。
  5. 国内外で指導的な立場に立ち、広い視野で地域社会および世界に貢献できる。「自己形成・人間理解群」、「社会理解群」、「自然理解群」、「国際理解群」、「情報理解群」、「基礎・展開科目」、「関連科目」を配置する。

ディプロマ・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学学則に定められた教育課程の卒業単位を修得し、教育目標を達成できたと判断できる以下の者に対し学位を授与します。

  1. かけがえのない存在である「ひと」を深く理解するとともに、豊かな人間関係を築く力を修得したもの
  2. 人々のニーズやコミュニティが抱える様々な課題を広い視野で考察、分析し、市民との協働により解決する力を修得したもの
  3. 人々にとって最適な保健・医療・福祉サービスを提供するため、常に科学的根拠に基づく判断力を持ち、高い倫理観や人権意識を基盤とした実践力を修得したもの
  4. 保健・医療・福祉に関する幅広い知識や技術を理解するとともに、連携して協働できる力を修得したもの
  5. 専門領域における基礎的知識や技術を十分理解するとともに、主体的に学問を探求し、真理を追究する姿勢を修得したもの
  6. 国際的な視野に立ち、コミュニティを基盤として広く世界に貢献する力を修得したもの
看護学科
  1. 看護の対象者である個人、家族、集団およびコミュニティの主体性を尊重し、権利を擁護する倫理的な態度を養うとともに、対象と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力
  2. 関連する諸科学における知識と技術を活用しながらヒューマンケアリングに基づく看護を実践するための基礎的能力
  3. 看護職間、他職種、市民との協働・連携において、リーダーシップを理解し、看護の専門的立場でのメンバーシップがとれる能力
  4. 主体的に看護学を探求する姿勢を持ち、生涯にわたって自己研鑚するとともに、国内外の動向に関心を持ち、社会に貢献しようとする態度
栄養学科

栄養学科は、生命科学を基本とし、栄養と健康・疾病・障がい等との関係、さらに、人間の栄養状態を適正化する方法を総合的に探究し、保健・医療・福祉の分野で貢献できる人材の育成を目指す。そのため、所定の課程を修めて必要な単位を修得し、次のような目標を達成した者に、栄養学の学位を授与する。

  1. 個々人のニーズを理解し、ヒューマンサービスを展開しようとする態度
  2. 個人や集団が抱える健康問題、栄養問題、さらに栄養に関する社会的ニーズを、総合的かつ的確に把握できる能力
  3. 人間栄養学を基礎として、健康の維持・増進、疾病の予防・治療・再発防止にかかわる専門的知識を身につけ、論理的に考察する能力
  4. 栄養状態を改善するために必要な知識・技術を活用し、専門職間、他職種、県民と協働・連携できるコミュニケーション能力
  5. 保健・医療・福祉の分野において的確な栄養管理システムを構築し、リーダーシップをとって専門的立場から実践しようとする態度
  6. 国内外の栄養に関する専門的な情報を収集できる力を身につけ、得られた知見を栄養の専門職として国内外に広く発信しようとする態度
社会福祉学科
  1. 人々が持つニーズを総合的に把握し、それを全体的に充足し、さらに人々のエンパワーメントを促していくことができる能力
  2. 国際社会から身近な地域までをコミュニティとして捉え、その歴史や課題そしてニーズを的確に把握し、その充足に資源を動員できる能力
  3. 福祉社会の形成とこれの基盤となる地域型福祉を進めるために、常に市民と連携し、市民と協働を推進することができる能力
  4. 社会福祉の理論と実践方法を基礎に、総合的なヒューマンサービスを構築していく能力
  5. 社会的な制度・施策の分析と、それらが人々の生活にどのように影響を及ぼしているかという分析、実証の能力とともに、その改善によりだれもが地域社会の中で生き生きと活躍できるような制度・施策の構築に関わる能力
  6. 多様な地域社会・多様な人々とのダイナミックな関わりを深めることにより、あらゆるコミュニティでリーダーとして活躍できる資質
リハビリテーション学科
  1. リハビリテーションの基本的な知識・技術を習得するとともに、対象者を深く理解し、最適なリハビリテーションを創造・提供できる能力
  2. 在宅・地域リハビリテーションに関する知識・技術を身につけ、小児から高齢者の心身機能の維持と改善、QOLの向上、生活の自立を支援する力
  3. 生涯学習を継続し自ら研究する姿勢を身につけ、将来においてリハビリテーションの分野で指導的役割をになえる基礎的能力
  4. 理学療法学専攻においては、小児から高齢者まで幅広く対象とし、疾病による障がいの回復のみならず、健常者の健康維持から高齢者の介護予防まで、身体機能の維持改善に関する知識・技術を身につけ、幅広い分野での問題を解決する能力
  5. 作業療法学専攻においては、健康の維持・増進を目的に作業とその作業を行う人間の関係を科学的に探求し、身体的・精神的障がいの改善に必要な知識・技術と実践的な能力

【理学療法学専攻】
神奈川県立保健福祉大学学則に定められた教育課程の卒業単位を修得し、教育目標を達成できたと判断できる以下の者に対し 、理学療法の学位を授与します。

  1. 理学療法の基本的な知識・技術を 修得するとともに、対象者を人として深く理解し、対象者に応じた理学療法を創造・提供できる能力を取得したもの。
  2. 理学療法に関する基礎的および各領域の知識を学び、リハビリテーションの立場から地域社会が抱える課題に向える能力を修得したもの。
  3. 人である対象者に対して最適な理学療法サービスを提供するため、常に科学的根拠に基づく判断力と高い倫理観や人権意識に基づいた理学療法を実践できる能力を修得したもの。
  4. 理学療法の知識・技術のみならず、幅広く保健・医療・福祉に関する知識・技術を理解し、他領域・他職種と連携して協働できる力を修得したもの。
  5. 理学療法の専門的知識や技術を修得するとともに、自ら主体的に学問を探求し、真理を追究する姿勢を修得したもの。
  6. 国際的な視野に立ち、広い視野で地域社会および世界に貢献できる力を修得したもの。

【作業療法学専攻】

  1. 作業療法の理論・技術の基礎となる人を深く理解する能力を修得したもの
  2. 人を作業的存在としてとらえ、ひとりひとりに合った作業療法を実践するために必要な基本的知識と理論を学び、作業療法実践に臨む能力を修得したもの
  3. 支援を必要としている人々に最適な作業療法を提供するため、常に科学的根拠に基づく判断力、問題解決能力と高い倫理観や人権意識を身に着け、作業療法実践に臨む能力を修得したもの
  4. ヒューマンサービスの理念を理解し、人々の健康と安心の維持・増進のため、保健・医療・福祉に関する幅広い知識や技術を理解し、関連する職種と連携・協働できる能力を修得したもの
  5. 作業療法を学問として科学的・論理的に研究し、臨床に貢献できる能力を修得したもの
  6. 国内外で指導的な立場に立ち、広い視野で地域社会および世界に貢献できる能力を修得したもの

大学院保健福祉学研究科博士前期課程の3つの方針(ポリシー)

アドミッション・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科博士前期課程の教育理念を達成し、高度専門職業人を育成するため、本学では以下のような要件を備えた学生を求めています。

  1. 人や人を取り巻く社会に関する深い理解を求め、保健福祉学の探求に自ら取り組む意欲のある人
  2. 専門職や当事者と協働し、各種システムと連携して、課題を解決し、評価する能力を高めたい人
  3. 保健・医療・福祉の課題を、科学的・論理的に研究するための基礎的な能力を備えている人
  4. 地域社会の保健・医療・福祉分野のリーダー、管理者または教育者として貢献する意欲のある人
  5. さらに領域毎に以下の要件を満たしていることとする
    5-1.看護領域において、看護実践のリーダー、質の高い看護スペシャリストや教育者・研究者を志し、科学的・論理的に研究し、看護学の立場からヒューマンケアに貢献するための基礎的な力を備え、看護学を探究する意欲のある人
    5-2.栄養領域において、栄養・食生活と健康・疾病について、科学的根拠に基づいた解決・向上に意欲のある人
    5-3.社会福祉領域において、支援の対象となる人のニーズを全人的に把握し、多職種連携しながらソーシャルワークを行うことにより、寄り添うような支援のできるための専門性を学び実践する意欲と基礎的な能力のある人
    5-4.リハビリテーション領域において、自らの専門性を深化させる向上心を持ち、専門領域の発展に継続的かつ真摯に取り組む意欲のある人

入学者選抜試験では、以上の観点に立って、筆記選考においては専門知識などを、面接選考においては課題解決へ向けて意欲的に研究に取り組もうとする力を、総合的に評価します。

カリキュラム・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけることができるよう、以下の方針に則りカリキュラムを編成します。

  1. 保健・医療・福祉の諸問題やその背景について学び、解決策を議論できる。
  2. 多職種連携・協働の理論や最新知見を学び、かつヒューマンサービスの理念を実践で生かす能力を育成する。
  3. 専門科目や特別研究・課題研究を通じて、問題解決を推進する能力や研究能力を培うことができる。
  4. さらに領域毎に以下の要件を満たしていることとする。
    4-1.看護学を基盤とした、人々の多様なニーズを捉える能力、他職種と連携・協働できる能力の育成、さらには高度な看護実践能力や今日的な看護実践上の課題を探究するための研究的能力の修得に向け、看護学の理論的基盤や専門的知識・技術を応用的・臨床的に学ぶことができる。
    4-2.人間栄養学を基盤とした最新の専門知識、ならびに栄養ケア・マネジメントの構築・運営のための科学的根拠の創出・活用について学ぶことができる。
    4-3.社会福祉学の基盤のうえに、ニーズの全人的な把握と多職種連携を軸としたソーシャルワークに基づく支援についての専門的な実践能力や研究能力を培うことができる。
    4-4.リハビリテーション学を基盤とした、主体的かつ継続的に学ぶ姿勢を養い、臨床、教育、研究場面において専門性を発揮できる実践力を培うことができる。
  5. 各科目の学習成果についてはシラバスや論文審査基準等で設定されている到達目標の達成度に基づいて総合的に評価する

ディプロマ・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科規則に定められた教育課程の修了単位を修得し、修士論文や課題研究論文を提出し、その審査および最終試験に合格したものに、修士の学位を授与します。

  1. 保健・医療・福祉の諸問題を体系的に整理し、社会へ発信できる能力を修得したもの
  2. 実践的な知識・経験を学問的に検証する能力を修得したもの
  3. 高度専門職業人としての知識・技術および連携・協働するための基礎的能力を修得したもの
  4. さらに領域毎に以下の要件を満たしていることとする。
    4-1.看護領域に関し、看護実践の事象や課題に対し、知識を体系化、理論と関連づけながら分析できる研究能力、および高い倫理観を持って、連携・協働しつつ、人と環境に働きかけ支援できる質の高い看護実践能力を修得したもの。
    4-2.栄養領域に関し、専門分野における課題解決に必要な能力、または基礎研究を担う能力を修得したもの。
    4-3.社会福祉領域に関し、ニーズの全人的な把握と多職種連携に基づくソーシャルワークを行うことによる支援についての知識と技術に関し、社会福祉学に基づく専門的能力を修得したもの。
    4-4.リハビリテーション領域に関し、専門領域における多様な課題を解決する応用能力を有し、自己研鑽を重ね科学的根拠に基づいた実践を継続できる能力を修得したもの。

大学院保健福祉学研究科博士後期課程の3つの方針(ポリシー)

アドミッション・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科博士後期課程の教育理念を達成し、保健福祉分野の次世代の教育者・研究者・高度実践者を育成するため、本学では以下のような要件を備えた学生を求めています。

  1. 人や人を取り巻く社会に関する深い理解を求め、保健福祉学の発展に貢献する意欲のある人
  2. 保健・医療・福祉の課題を、科学的・論理的にかつ多角的に研究するための基礎的な能力を備えている人
  3. 専門職や当事者と協働し、各種システムと連携して、課題を解決する素養を備えている人
  4. 地域社会の保健・医療・福祉分野のリーダーまたは管理者、教育・研究者、政策立案者として貢献する意志のある人またはそのようなキャリアパスを期待されている人

入学者選抜試験では、以上の観点に立って、主要論文及び今後の研究計画についてのプレゼンテーションにより専門知識などを、面接選考においては課題解決へ向けて意欲的に研究に取り組もうとする力を、総合的に評価します。

カリキュラム・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科博士後期課程では、以下のカリキュラム・ポリシーに基づいて教育課程を編成します。

  1. 保健福祉分野の諸問題やその背景を学際的かつ国際的な視点から学び、全人的アプローチから解決策を議論し提案できる。
  2. 対人援助の倫理や哲学を探究するとともに、職種間の連携・協働を推進するスキルや教育および管理的な能力を身につけるための科目を配置し、実践的に学ぶことができる。
  3. 自ら研究を推進し、成果を発信する能力を培うことができる。
  4. 人や人を取り巻く社会に関する深い理解を求め、保健福祉の異なる学問領域において共有可能な保健福祉学の知の探求に取り組むことができる。

ディプロマ・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科規則に定められた教育課程の修了単位を修得し、博士論文審査のための所定の条件を満たし、かつ博士論文を提出し、その審査および最終試験に合格したものに、博士(保健福祉学)の学位を授与します。

  1. 保健・医療・福祉の諸問題を取り上げ、ヒューマンサービスの実践に対する倫理観と使命感をもって、地域住民の保健福祉と保健福祉学の発展に貢献する研究に、自立して取り組む能力を修得したもの。
  2. 保健・医療・福祉の諸問題について、学際的かつ国際的な視点で現象を整理し、研究成果を教育や実践、政策の場に適用する能力とともに、それらをヒューマンサービスの実践に向けて教授する能力を修得したもの。
  3. 保健・医療・福祉の関心分野において、専門的知識や科学的根拠をもって多職種間の有機的連携を推進する方策とともに、研究能力を発揮して実践現場に変革を起こす方策を適用・評価する能力を修得したもの。

大学院ヘルスイノベーション研究科修士課程の3つの方針(ポリシー)

アドミッション・ポリシー

健康寿命の延伸や未病を改善して市民一人一人が生きがいを持った人生を送ることができる社会を実現するために、既存の概念にとらわれない課題解決の方策を提示できる人材が強く求められるなか、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科修士課程では、起業家精神を持ち、科学的根拠に基づいたアプローチによって社会変革に意を尽くすことができる人材を養成し、国内外に輩出することを目指しています。そのために、本修士課程では、以下のような人材を受け入れます。

  1. 保健・医療・福祉の改善を通じて、人が生きがいを持った人生を送る社会を構築することに強い意欲がある者
  2. 社会的課題に対する関心を有し、論理的・科学的思考に基づいた課題解決を志す者
  3. 多様な背景を持った人や組織における課題について、多面的視点による解決策を提示しようとする者
  4. 既存の視点枠組みにとらわれず、新たな観点から大胆な課題解決策の提示を行い、実行することができる者

入学者選抜試験では、以上の観点に立って、書類選考においては志望動機書や小論文等により意欲や専門知識などを、面接選考においては課題の解決へ向けて意欲的に研究に取り組もうとする力を、総合的に評価します。

カリキュラム・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科修士課程では、以下のカリキュラム・ポリシーに基づいて教育課程を編成します。

  1. 保健医療福祉・公衆衛生の専門的な知識と、科学的な評価分析能力を習得するため、世界的な公衆衛生教育の基準を踏まえた以下の科目区分を設置し、各区分から最低1科目は全学生の必修科目として配する。
    • 疫学
    • 生物統計学
    • 社会行動科学
    • 環境保健学
    • 保健医療管理学
  2. 最新のテクノロジーやイノベーション、社会システムに関する知識を習得し、自ら新たな課題解決の方策を立案するため、経営管理やイノベーション手法の体得、アントレプレナーシップの滋養を目的とした講義・演習を配する。
  3. 多面的な視点から物事を捉えることで、多様な背景を持った人や組織における課題解決・プロジェクト実行能力を滋養するため、トランスディシプリナリーな科目を配する。
  4. 情報発信力を高め、また能動的な学習を促進するために、グループワークやプレゼンテーションなどのアクティブ・ラーニング、ICT 等を積極的に取り入れた授業を実施する。
  5. 世界的課題の解決や、国際的人材の輩出を見据えた教育課程とするために、積極的に英語による授業を開講し、英語のみによる単位履修を可能とする。

ディプロマ・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科修士課程は、本研究科規則に定められた教育課程の所定単位を修め、修士論文または特定の課題についての研究成果に関する報告書を提出し、その審査および最終試験に合格した者に、修士(公衆衛生学)の学位を授与します。

  1. 現代における公衆衛生・保健医療福祉の現状、最新のテクノロジーや社会システムを把握し、科学的な評価・分析に基づいて課題を抽出できる能力を身につけていること。(知識習得と評価分析スキル)
  2. 科学的根拠に基づいた革新的な課題解決の方策を検討できる能力を身につけていること。(分析結果に対する改善提案スキル)
  3. 多様な背景を持った人や組織間での合意形成を実現するため、多面的な視点から物事を捉える能力、プレゼンテーション・コミュニケーション・語学能力を身につけていること。(合意形成・発信スキル)
  4. 組織が限られた資源を有効かつ効率的に活用して課題解決を実現させるための、計画・管理・実行能力を身につけていること。(業務遂行・組織管理スキル)
       

大学院ヘルスイノベーション研究科博士課程の3つの方針(ポリシー)

アドミッション・ポリシー

健康寿命の延伸や未病を改善して市民一人一人が生きがいを持った人生を送ることができる社会を実現するために、既存の概念にとらわれない課題解決の方策を提示できる人材が強く求められるなか、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科博士課程では起業家精神を持ち、公衆衛生の視点による科学的根拠に基づいたアプローチによって社会変革に意を尽くし、未来を牽引することができる国際的高度専門人材を輩出することを目指しています。そのために、本博士課程では、以下のような人材を受け入れます。

  1. 保健・医療・福祉の改善を通じて、人が生きがいを持った豊かな人生を送ることができる社会を構築し、国際社会に貢献することに強い意欲がある者
  2. 社会で得られた経験に基づいて、保健・医療・福祉分野における具体的な課題意識を有し、その課題に対して既存の視点に枠組みにとらわれず、かつ論理的・科学的思考に基づいて解決を志す者
  3. 医学・歯学・薬学・保健学・公衆衛生学・看護学・工学・経済学・経営学など、様々な専門分野における博士前期課程(修士課程)修了に相当する一定程度の専門知識や研究能力および語学力を有し、倫理観の高い研究を遂行できる者

入学者選抜試験では、以上の観点に立って、書類選考においては志望動機書や小論文等により意欲や専門知識などを、面接選考においては課題の解決へ向けて意欲的に研究に取り組もうとする力を、総合的に評価します。

カリキュラム・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科博士課程では、ディプロマ・ポリシーに定めるとおり、研究・産業・保健医療提供・行政などそれぞれの領域において、保健医療福祉の向上を担う高度専門人材としてリーダーシップを発揮できる人材を育成するため、以下のカリキュラム・ポリシーに基づいて教育課程を編成します。

  1. ヘルスイノベーションに関わる高度専門人材として身につけるべき保健医療福祉・公衆衛生に関する専門的かつ学際的な知識や科学的論理性などの学術性に加え、リーダーとして求められる教養・倫理観及び価値規範を身につけるための科目を設置する。
  2. 世界的課題の解決に取り組む国際的人材の育成を見据えた教育課程とするために、積極的に英語による授業を開講して、英語のみによる単位履修を可能とする。
  3. 革新的な課題解決の方策を提示する上で求められる深い洞察力と高度な課題解決能力を滋養するため、自ら解決策の提示に取り組む演習形式の科目を配すると共に、具体的な課題解決の方策を深く探求するために特別研究科目を設置する。

ディプロマ・ポリシー

神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科博士課程は、本研究科規則に定められた教育課程の所定単位を修め、博士論文を提出の上、その審査および最終試験に合格した者に、博士(公衆衛生学)の学位を授与します。審査にあたっては、以下の点に到達していることを目安とします。

  1. 現代における保健医療福祉の諸課題、最新のテクノロジーや社会システムを深く理解し、科学的な評価・分析に基づいて課題を抽出し、科学的根拠に基づいた革新的な課題解決の方策を提示することを通じて、保健医療福祉における新たな社会的・経済的価値を生み出すことができる能力を身につけていること。
  2. 保健医療福祉の向上を担う国際的高度専門人材として、研究・産業・保健医療福祉提供・行政などそれぞれの領域において、国内外におけるリーダーシップを発揮できる学術性・専門性・教養・倫理観及び価値規範を有していること。
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