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看護学科

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学科長メッセージ

看護学科長榊 惠子

笑いあり、涙あり、喜びあり。
共に分かち合いましょう

看護は身近にありますので、皆さんも看護を受けたり看護をしたりの体験を持っていらっしゃるでしょう。これまで皆さんの心に留まっている小さな看護の一場面の背景には、かけがえのない人への強い思いや人間関係、家族や社会があります。講義、グループワーク、実習を通して、専門的な視点から、自ら学ぶ質の高い教育環境のなかで、看護専門職を目指し、その面白さ、奥深さに触れてください。

看護学科 講師

西名 諒平

対談

看護学科 3年

井出 美由希

井出さんはどうして本学で学ぼうと思ったのですか?

井出

看護系の学科がある他大学と比較したときに、本学は、栄養や社会福祉、リハビリテーション学科があって医療系に特化していて、学科を横断した幅広い知識を身につけることができそうだなということが魅力としてありました。
それと、県立大学ならではの実習先があること、将来、自分が育ってきた地域に貢献したいという思いもあって、より地域に密着している本学を志望しました。

井出さんはどんな学生さんですか?

西名

井出さんは、授業や実習で関心を持ったことについて、教員や実習施設の方に積極的に声をかけ、質問していたことが印象に残っています。
井出さんが小児看護学実習で担当したお子さんとそのご家族は外国の方でしたが、お母さんのいない時間にしっかりとお子さんのそばで関わって、面会に来たお母さんに、慣れない英語で一生懸命お子さんの様子を伝えている姿を見て、とても頼もしく感じました。実習の場で関わらせていただく相手にしっかりと関心を向けて、自分に何ができるかを考えながら主体的に動けることは、学生としてとても素晴らしいことだと思います。

実習を通して成長できたことは?

井出

看護は、その目的、何のためにそれをやるのかということがとても大切だということは、実習に行く前から先生方からもずっと聞かされてきていて、私も大事にしなければと思っていたつもりでした。でも、実際に実習先で患者さんと関わり始めて、患者さんのために何かをしようと考えたときに、先生や指導者さんから私に見えていなかったところをたくさんご指摘いただくこともあって、最初の頃は、これでは患者さんのためになっていないと思ってしまうことが多かったんです。でも、実習を経験していくにつれて、対象となる患者さんは変わるんですけど、看護自体に共通している、患者さんの個別性を捉えるっていう大事なところを、自分なりに捉えられるようになったかなと。
まだ課題はいっぱいあるんですけど、実習で、色々な方と関わらせていただくなかで、定型的な見方でなくて、その人らしさを意識した対応ができるようになったのかなと感じています。

学生の成長をどう感じていますか?

西名

実習は大変なことも多いと思いますが、井手さんと同じように、一人ひとりの学生が、実習でしかできない体験から多くを学び、成長していく姿はとても頼もしいものです。
実際に患者さんやご家族と関わる実習の場では、実際にその人たちに対して今の自分にできることは何なのかをよく考えて、実践する中での学びを大切にしてほしいと思います。

実習を通して感じた本学の強みは?

井出

これまで先輩方が積み重ねてきた実習態度、実習に臨む姿勢みたいなものがあって、その先輩方と同様に、私たち県立大学の学生はしっかりやってくれるだろうという、ある種の信頼みたいなものがあることを実習先でとても感じていました。
また、私はありがたいことに、慢性期は神奈川県立循環器病センター、急性期は神奈川県立がんセンター、小児看護は神奈川県立こども医療センター、精神看護は神奈川県立精神医療センターと、県立病院へ実習に行かせていただいたのですが、どこに行っても本学とのしっかりとした結び付きを感じながら、学ぶことができました。

今後の目標はありますか?

井出

チーム医療の重要性は授業で聞いていたのですが、実際に実習で現場を見るなかで、様々な職種がチームとして動いていることをとても感じました。そのチームの中で自分がどういう役割をとっていくのかというメンバーシップ的なことや、リーダー的な存在になる時がくればそれを果たせるように、一歩ずつ学びを積み重ねながら、将来は、地域にも貢献できる看護師を目指していきたいです。

先生から受験生へのメッセージ

西名

看護を学んでいくにあたって、机の上だけではなく、人と積極的に関わりながら学んでいくこともとても大事だと思います。
本学は、多様な保健・医療・福祉の専門職を目指す学生さんたちが集まってきますし、その指導に当たっている教員も多様な専門性を持っている人たちが集まっているので、是非、その一員になっていただいて、周りの学生さんや教員たちと関わり合いながら、楽しく学んでもらえたら嬉しいです。

※学年は取材時のものです

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