病気の治療・回復にあたって栄養管理が大切だということは、中学・高校の頃から耳にしていました。そして食べることが好きだったということもあり、管理栄養士の仕事に興味が湧きました。
私たちは生きていく上で食事について何度も考えています。身体に密接に関わっている食事が豊かになると生活も豊かになる。どんな年代、どんな状況の人にも食事の楽しみを伝えたい。という思いから、本学の栄養学科を志望しました。

最初の印象は、高校の先生との距離感に似ているなと感じました。
入学前は、先生１人に対し多くの学生がいて、一人ひとりの学生へはあまり意識を向けてもらえない状況を想像していました。しかし、実際に本学に入学してみると、少人数教育ということで、先生が学生に対し親身になって相談を聞いてくださるなどの手厚いサポートがありました。また、一学年40人の教室はアットホームな雰囲気で、そこも本学の魅力だと感じています。

細谷さんは、頭の回転が速く、機動力がある学生で、幅広い分野で活躍できる素養があると思います。
この20年間で管理栄養士の活躍の場はどんどん広がっています。ぜひ、細谷さんには、既存のフィールドにこだわるのではなく、どんなところでも力を発揮できる勇気や自信を育み、管理栄養士として更なる可能性を開拓していってほしいと思います。

3年生の間は、各自論文を読みその論文を自分なりに解釈し、まとめて発表するといったことを行ないました。授業ではあまり詳しく扱わない単語などが出てくることも多く、分からなかったことを自分で調べたり、ゼミ生同士で議論したりしています。
少しずつですが、新たな知識や、幅広い分野を見る力が身についてきていると思います。

教科書で栄養管理を学ぶことと、その教科書に載るまでのエビデンスを出す研究を学ぶこととでは、着目する範囲や手法が異なります。
最初はその違いに慣れることが大変だったかと思いますが、細谷さんは、回を重ねるごとに、論文の選定や解釈、フォーカスすべき部分などに磨きがかかってきたと思いますので、今後の卒業論文にいかしてもらいたいです。

本学の先生方は多種多様な経験などをされており、それらで得た知見をいかして、研究や人材育成など栄養分野の発展に貢献されています。私も卒業後も学びを止めず、たくさんの知識、力をつけたいです。
そして先生方のように広い視野を持ち、様々な視点からものごとを判断して、多くの人に貢献できる管理栄養士を目指していきたいです。

本学は、県内などの現場で働く管理栄養士からとても期待されている管理栄養士養成課程です。また、県内の病院や介護保険施設などの多大なご支援のもと、充実した臨地実習を実施することができています。それは本学の強みであり、また、そうした支援体制が整っているからこそ、我々教員としても、よりよい臨地実習にしてほしい。学生に臨床現場の管理栄養士さんからたくさんのものを吸収してほしいという思いで、手厚いサポートを実施しています。
是非、そこは期待してもらって、受験生の皆さんには本学に入学してもらいたいです。