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栄養領域 樋口良子

臨床栄養調理学研究室

 「食べること=生きること」で、体外からエネルギーや栄養素を取り入れる活動・行動である「食事」について、科学的根拠をもって考えられる職種こそが管理栄養士です。対象者一人ひとりの栄養状態を改善・維持するための「食事」は臨床栄養実践の重要なツールであり、またヒトの生命を紡ぐためにも大きな役割を担っています。臨床栄養調理学研究室は、このような視点から調理学をとらえ、地域社会と繋がり、臨床的効果が期待できる食事や栄養素の摂取について研究することを目的とした研究室になります。

研究テーマ

1 嚥下調整食の調理法に関する研究

 地域給食実習施設の食材料使用実態に合わせた嚥下調整食レシピの開発・普及についての研究になります。

 私も所属する横須賀地区栄養士連絡協議会では、「横須賀地区嚥下調整食早見集」を作成しています。各施設の嚥下調整食について官能評価を実施し、見開きにて確認できることが特徴です。

 給食用食材料の冷凍品使用が進むと、特に嚥下調整食等は、嚥下食分類のコードに合わせた調理法が難しく、メニューが固定化するなど、食事内容の質の低下を引き起こすともいわれており、各施設の管理栄養士は、食事内容の質の担保に苦慮しているため、各施設使用食材の実態に合わせた嚥下調整食レシピ開発とその普及に向けた調査研究をしています。

2 地域における防災・災害時食支援に関する研究

 JDA-DATリーダーと協働できる学生防災士育成に向けた研究学生の災害時対策と災害食対応(パッククッキングの普及等)に関する調査研究になります。

 自然災害は必ずおきる…それなら…

 JDA-DATリーダーでもある私の役割として、栄養・食生活支援活動を通じて、被災地支援にも参加できる栄養専門学生の防災士を県立保健福祉大学で育成していくことを加えてよいのではないかが研究の原動力になっています。

お知らせ・活動報告

日 付:7月30日 

会 場:よこすかジンジャーCafé 

テーマ:「こどももおとなも地域を元気につなげよう!!」

内 容:夏の薬膳茶研修、ビタミンフェスタ釣り大会、栄養相談コーナー

受験生へのメッセージ

 私のモットーは、「笑う門には福来る! 楽しく食べる、カラダよろこぶ!」です。

 リラックスして食べると副交感神経が優位になり、消化吸収機能が促進されますが、笑うことも副交感神経を優位にします。免疫力アップには笑って過ごすことがとっても大事です! 

 人とのかかわり、地域とのかかわりが大好きになれるような、「笑顔いっぱい、愛満タン」でアットホームなゼミ活動を目指しています。

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