東京都心部における就労女性の働き方・生活習慣と健康との関連に係る調査研究

社会実装の推進 / 産業支援

2020年 1月 1日 ～ 2025年 3月31日

吉田教授（リーダー）、錦谷客員研究員、黒河講師、草野研究員

　婦人科系疾患罹患の若年化、プレゼンティーズムなど、都会で働く女性の健康課題が多く指摘されている。その背景に、長時間労働や忙しさ、歪んだ健康志向や生活習慣、それらに起因する心身の不調が影響を与えていると考えられる。一方、我が国において、働く女性の健康を軸に、就労環境、職場環境、生活習慣など、女性の生活全般を捉えた研究はない。

　本プロジェクトは、丸ノ内をはじめとする都心部にて働く女性の心身の健康状態を同定し、それに影響を与える要因との関連を明らかにすることを目的とする。具体的に以下のようなリサーチクエスチョンに基づく分析を行う。

1）都心部で働く女性はストレスが高く、睡眠に関する問題、不定愁訴・月経困難等の症状を持つ傾向にあり、パフォーマンスの低下に繋がっているのではないか

2）都心部で働く女性は「やせ」等の歪んだ価値観や不適切な生活習慣のために健康課題や疾患への罹患、パフォーマンスの低下と関係があるのではないか

3）就労環境や職場環境、働き方改革の取組みが、仕事の負荷・コントロール度に影響し、健康状態やパフォーマンスと負の関係があるのではないか

　本プロジェクトは、三菱地所株式会社および株式会社ファムメディコとの共同研究により推進する。

紹介ページ

「働く女性 健康スコア 2024」発表会が開催されました

https://www.kuhs.ac.jp/cip/news/details_02450.html02450.html

• 吉田 研究室