Cooperation

戻る

ベトナム・ハノイ医科⼤学の卒業⽣が保健福祉学研究科を修了

戻る

本学が2012年度からベトナム初の栄養学科創設や⼈材育成を⽀援してきたハノイ医科⼤学の卒業⽣ Dang Thi Thu Hang(ダン・チィ・トゥ・ハン)さんが、2022年3⽉に本学保健福祉学研究科を修了(修士(栄養学))しました。

 

ベトナムのハノイ医科⼤学栄養学科を卒業したHangさんは、ベトナム国立病院で栄養士として働いていましたが、一時休職して本学大学院保健福祉学研究科に留学。ベトナムにおける衛⽣管理向上の取組の⼀環として、⾏政や地域等で清潔・衛⽣定着のキーパーソンとなれる⼈材育成を⽬的に、花王株式会社の寄付⾦を原資として創設された「神奈川県⽴保健福祉⼤学花王衛⽣奨学基⾦」により、2020年4⽉に2人目の奨学⽣として本学に⼊学しました。

 

コロナ禍ではあったものの、大学院における研究や管理栄養士としての学びに精力的に取り組みながら、また本学と協定を結んでいる横浜国立大学で日本語教育コースも修了しました。

Hangさんは修士論文で、ベトナムの病院における入院患者の給食の栄養と衛⽣状態の向上に向けた提⾔を⾏うために、ベトナムの病院給食施設の施設調査を実施しHACCP(※)に基づく衛生管理の実施状況をまとめています。

 

(※)HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法を指します。(厚生労働省Webサイトより)

 

前のページに戻る