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「肥満遺伝子」はダイエットの壁ではない~遺伝情報と現状を統合した新指標「効率性スコア」で、減量効果の予測精度が向上~

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【本研究のポイント】

1.「遺伝のせい」は克服できる: 肥満の遺伝的リスクが高い人でも、食事と運動介入を行えば、リスクが低い人と同等の減量効果が得られることを確認しました。

2.新指標の開発: 従来の遺伝子検査だけでは予測が難しかった「個人の減量のしやすさ」について、遺伝要因とBMIを加味した新指標「効率性スコア」を開発し、予測精度を高めることに成功しました。

3.産学連携による成果: RIZAP株式会社、ジェノプランジャパン株式会社との共同研究により、実際のプログラム参加者のデータを解析した実践的なエビデンスです。

 

本学ヘルスイノベーション研究科(SHI)では、未病コンセプトに基づく社会システムや技術の革新を起こすことができる人材の育成とともに、健康長寿社会を実現する研究活動を実践しています。その一環として、がんを含む様々な病気の発症に関係していることが判っている「肥満」についても重点的に研究しています。

このたび本学の成松宏人教授、中村翔准教授が神奈川県立がんセンターと共同で実施した、RIZAP株式会社、およびジェノプランジャパン株式会社との共同研究において、日本人の遺伝的背景と生活習慣介入(食事・運動プログラム)による減量効果の関係を明らかにしました。

本研究では、「生まれつき太りやすい体質」を持つ人であっても、低糖質食事法とレジスタンス運動(筋力トレーニング)を行えば、遺伝的リスクが低い人と変わらない減量効果が得られることを実証しました。さらに、個人の体質に合わせて介入効果を予測するための新たな指標「効率性スコア」を開発しました。

本研究成果は、個人の遺伝的素因を理由に健康づくりを諦める必要がないことを科学的に裏付けるものであり、個別化医療・ヘルスケア(プレシジョン・ヘルス)の実現に貢献することが期待されます。 本研究論文は、肥満研究の国際的な学術誌「Obesity」に掲載されました。

 

詳細は、こちらからご覧ください。

問合せ先

公立大学法人神奈川県立保健福祉大学

ヘルスイノベーションスクール担当部長 和田

電話 044-589-3312

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