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戻る【安全かつ効率的な手法による医療データ統合モデルの構築】研究成果が医療情報学連合大会で発表されました。
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2026年11月12日(木)~2026年11月15日(日)に兵庫県姫路市で開催された医療情報学連合大会(日本医療情報学会学術大会)において、安全かつ効率的な手法による医療データ統合モデルの構築に関する研究の成果が発表されました。
医療情報学連合大会(日本医療情報学会学術大会)では、医療情報システム、AI・データ利活用、医療DXなどに関する最新の研究成果や実践事例の発表・議論が行われます。
今回、学術集会公募セッションにおいて、プロジェクト内プロジェクトにおいて共同研究を実施する大阪大学大学院工学研究科の宮地教授より、共同研究の成果が発表されました。同教授の研究チームとはこれまでも継続的に学術集会での成果発表を行なってきました。
<発表内容>
プライバシを保護した分散データ統合システムを用いたコホート研究に向けて
公募オーガナイズドセッション2 「医療健康情報の安全・安心な利活用とセキュリティ技術」
概要:本研究では、宮地教授の研究チームが開発した、複数の機関に散らばって存在する医療データを安全かつ効率的に統合することを可能とする「分散データ安全統合(Privacy-preserving Distributed Data Integration: PDDI)システム」を疫学研究の代表的な手法であるコホート研究に活用するモデルを検証しました。コホート研究では、研究に参加された方の健康医療情報を長期間にわたり追跡しますが、ここにPDDIシステムを活用することで、自治体などデータを提供する機関の負担軽減、情報漏洩リスクの低減、および提供の迅速化が達成されることが期待されます。研究では、実装モデルをあらたに提案するとともに、これまでのシステムから安全性と効率性をさらに高める改修を行い、同一人物かどうかデータを付き合わせる突合のパフォーマンスも実用的なレベルで得られていることが示されました。
がんに関するリアルワールドデータ活用プロジェクトでは、これからも蓄積された医療健康情報が疫学研究や健康医療施策へ有効に利活用される社会を目指して、研究活動や政策提言に取り組んでまいります。
