News

戻る

本学学生が日本医療政策学会でYoung Investigator Award優秀賞を受賞しました

戻る

2025年6月28日(土)に慶應義塾大学三田キャンパス(東京都港区)で開催された日本医療政策学会第1回学術集会において、本研究科博士課程の江頭勇紀さん(指導教員・渡邊亮教授)がYoung Investigator Award優秀賞を受賞しました。

概要

江頭さんは「補正 2SFCA 法を用いた首都圏における小児救急医療に関する地理的アクセシビリティの地域差」という演題で発表。その後、聴衆からの活発な質疑にも明快に回答して、学術集会プログラム委員会による選考の結果、受賞が決定しました。授賞式では、学術集会大会長の後藤励先生(慶應義塾大学教授)より表彰され、表彰状と副賞が授与されました。

江頭さんからのコメント

本研究は、社会人学生として、これまでの職務経験を踏まえた医療政策に関する課題意識からスタートしました。地理情報研究は初の試みでしたが、当該領域の研究がこのように評価されたことを大変うれしく思います。今後、人口動態が大きく変化する日本社会において、医療アクセスを実践的に検証していくことは、政策と研究をつなぐ架け橋になると考えています。今回の受賞を励みに、医療政策の発展に寄与できるよう、さらなる研究にまい進していきたいと思っています。また、指導教員の渡邊亮先生をはじめ、大会事務局の皆様のサポートに厚く御礼申し上げます。

渡邊教授から受賞に当たってコメント

本研究は、地域の医療需要と医療資源について、従来の指標では表現しづらい両者の関係性について、地理情報システム(GIS)を用いて可視化に取り組んだ研究です。テーマの重要性や手法の新規性が高い点に加え、本研究が「学術研究」に留まらず社会実装に繋がる点が今回の受賞に繋がったものと考えます。

今回、江頭氏が栄えある第1回日本医療政策学会学術集会において受賞したことを大変喜ばしく思います。江頭氏のさらなる活躍を祈念すると共に、指導教員としても引き続き後押しをしていきたいと考えています。

前のページに戻る