大学院

社会福祉領域の概要(博士前期課程)

2017年3月10日

Q 社会福祉領域ではなにを学ぶのでしょうか?

A 社会福祉学の基盤の上に、人々のニーズを全人間的に把握し、人々と協働してそのニーズを包括的に充足していくジェネリックな視点と行動様式、そして特定の領域に深い知識と経験を蓄積していく行動力のある専門職の育成を目指します。それは多様な専門職との連携だけでなく、市民とともに歩みを進め、地域社会を基盤としながら制度・政策の動向を常に点検し、検証し、改革していく行動を含みます。ここでは、理論と実践との架け橋を常に念頭に置き、新たな人間的なサービスを打ち立てていく専門職の育成に力を注ぎます。

社会福祉領域の専門科目(注 ローマ数字をアラビア数字に置き換えています)

社会保障特論、介護福祉特論、ソーシャルワーク特論1、ソーシャルワーク特論2、社会福祉調査研究方法論、社会福祉原論、児童福祉特論、高齢者福祉特論、障害者福祉特論、低所得者福祉特論、社会福祉特別演習、社会福祉学特別研究

 

代表的な科目の概要

社会福祉原論

 社会福祉とは何かについて、その基本となる部分をより深く考察することを目的として授業を進めています。具体的には、社会福祉原論についての先行研究を一緒に読むと共に、福祉現場で現実に起きていることと先行研究とを比較しながら学びを進めていきます。
 授業に参加してくれている人の多くは、社会福祉の現場で現に行われていることに何らかの疑問点を既にお持ちです。その疑問点を出発点として、それを他の院生や教員と共に考えながら、その背景や構造についてより深く分析し、意見交換を行います。これらのプロセスを通じて、自らの疑問点について、自らの力で、より深く認識できる理解力と実践力とを身につけていくことを目指しています。

 

児童福祉特論

 児童福祉特論の授業では、ロールプレイをしばしば活用しています。「児童本人」の役になったり、虐待している「父親」の役になったり、「児童相談所長」の役になったりします。真剣でかつ興味深い時間です。それぞれ具体的な登場人物になりきるという役割体験とその時に感じた心の動きを素材として授業を進めます。
 なぜならば、児童福祉においては、「児童本人の利益」「保護者の利益」「社会の利益」が、少なくとも短期的に相反することがあり、この児童福祉の特徴を理解することで、児童福祉の実践や制度、そして論文の内容をより深く理解することができるようになるからです。このような学びを通じて、児童福祉の研究や実践を行う研究力・実践力を身につけていきます。

 

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