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多職種連携・協働の幅広い視点で患者様や家族の方々の置かれている状況を包括的に捉える

神奈川県立保健福祉大学

池田 公平

リハビリテーション学科 作業療法学専攻卒業

学生時代に真剣に取り組んだこと、熱中したこと、苦労したことを教えてください。

在学中の臨床実習はとても苦労しました。一方で、臨床現場で活躍する作業療法士を目の当たりにし、もっと多くのことを学ぶ必要があることを痛感し、また、深く学びたいと思うようになったきっかけになりました。

卒業後の進路を決められたのはいつ頃ですか。

全ての実習が終了した4年生の10月頃、ゼミの先生に相談して進路を決めました。実習でお世話になった病院に就職し、約10年間勤務しました。その後、母校である神奈川県立保健福祉大学に教員として戻って参りました。

卒業研究のテーマと概要を教えてください。

経頭蓋磁気刺激(Transcranial magnetic stimulation: TMS)を用いて、視覚情報や聴覚情報が運動を鮮明にイメージするための補助的手段として効果的か検証することをテーマとし研究を行いました。

大学での学びを通じて、ご自身が成長されたと感じる点をお聞かせください。

作業療法士としての専門的な知識・技術に関する学びだけでなく、多職種連携・協働といった幅広い視点で患者様やその家族の方々の置かれている状況を包括的に捉えようとする思考過程が身に付きました。

現在のお仕事でご担当されていること、大学での学びを活かせると感じる部分をお聞かせください。

現在は、これまでの臨床経験を活かし、患者様やその家族の方々の置かれている状況を包括的に捉えることの重要性や作業療法士の役割、他職種との連携の在り方を学生に伝えられるように努力しています。

今後ご自身が挑戦したいと思うことをお聞かせください。

多くの患者様やその家族の方々が直面する問題に対応するため、専門性と連携の両立を深めることの意義や重要性について研究を通して明らかにしていきたいです。また、作業療法士が働く環境もニーズとともに変わりつつあるため、作業療法士が働きやすい環境を作るような活動や研究にも取り組んでいきたいです。

最後に、これからの受験生や後輩のみなさんへメッセージをお願いします。

本学での学びは、これから作業療法士になることを目指している皆さまや、既に作業療法士として活躍されている皆さまにとって、今後の臨床や研究活動にとってかけがえのない財産になると思います。ぜひ皆さま一緒に私も学ばせていただければ幸いです。

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