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研究内容紹介

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人々の“働く”を支えるために

氏名
杉村 直哉
所属
リハビリテーション学科 作業療法学専攻
研究分野
産業衛生学,産業保健,精神科リハビリテーション
キーワード

職場のメンタルヘルス,職場復帰支援,リワークプログラム,

ワークエンゲージメント,うつ病(気分障害)

取り組み内容

我が国では、うつ病などのメンタルヘルス不調により休業する労働者が増加し続けています。いったん仕事に復帰したとしても再発や再休業のリスクはとても高いのが現状です。私は、休業する労働者が安全に職業復帰するための支援を中心的なテーマに据えて研究を行っています。

《研究紹介1》「家族の健康状態」と「休職者の復職良否」の関係を明らかに

職場復帰には周囲からのサポートが重要で、その最も近しい存在が「家族」です。全国18の医療機関からの協力を得て実施した研究において,配偶者(家族)の日常生活活動で,特に「余暇活動」が充実しているほど,休業する労働者の職場復帰に好影響を与えることを明らかにしました。産業保健の分野で家族支援の重要性と介入を考えていく根拠ともなる意義ある知見となりました。

《研究紹介2》「ブルドン抹消検査」を解明 ~安全な復職を確認する指標に~

仕事にスムーズに戻るためには、“仕事をこなす力”(パフォーマンス)を元に戻していかなければなりません。その回復度を客観的な指標として評価するため、「ブルドン抹消検査」の有用性を検証しています。予備実験により、この検査が多面的な認知機能を反映するものであることを明らかにしました。現在、うつ病の方への運用を開始し、復職判定の新たな指標の確立を目指しています。

《研究紹介3》リワークプログラムの治療期間を短縮する方略

我が国では「リワークプログラム」が急速に発展してきていますが、治療期間の長さ(平均7~8ヶ月)よりプログラムを受けられない人がいます。私が実施した調査では、期間が短すぎる(3か月未満)と就労継続に不利ですが、ある一定期間以上長くなると就労継続には有利にならないことがわかりました。今後、復職のための治療期間を短くする工夫を考えていきます。

メッセージ

病気からの回復や職場復帰だけでなく、人々が健康に働くことを支え、ワークエンゲージメントを高めていくことを目指していきます。産業保健で作業療法士が貢献できることを示していきたいと考えています。

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