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研究内容紹介

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義肢装具で豊かな生活を、そして馬で楽しくリハビリを

氏名
森田 千晶
所属
リハビリテーション学科 作業療法学専攻
研究分野
身体障害作業療法学,義肢装具学,動物介在活動
キーワード

作業療法,上肢切断,義手,馬介在活動

取り組み内容

試作1号機
試作1号機

障害児に対しての馬介在活動における鞍の開発
【背景と目的】
欧米諸国では作業療法士、理学療法士が治療的乗馬に関わっており、近年、我が国でも関心が高まっている。対象は一般的に重度心身障害児が主で、そのほとんどが自力での座位保持が困難な脳性麻痺児である。実際の騎乗時にはサイドウォーカーとして馬の両脇から2名のセラピストが支えることで安全かつ望ましい座位姿勢を保つ。この時に座位を保持しつつ、治療的なハンドリングを同時に行うが、側湾や異常筋緊張を伴うケースではハンドリングのみでは十分に保持、コントロールできないことも多い。また、治療的乗馬1セッションは馬の疲労を考慮して概ね20分で行われるが、この間、セラピストは動く馬の背にいる児を支え続けることになり、身体的に負担が大きい。これらのことを解決するために、鞍に座位保持機能をもたせることが必要と考えた。今回は様々な障害像に対応できる座位保持装置付きの鞍を開発することを目的とした。

試作3号機
試作3号機

【鞍の工夫】
麻布大学獣医学部動物応用科学科介在動物学研究室の協力の下で行われていた、心身障害児を対象とした乗馬会の参加児に対して、それぞれの障害に合わせることのできる座位保持装置アタッチメント(体幹、骨盤、大腿、持ち手)の開発をした。今後は道具の開発だけではなく馬介在活動の効果を客観的に検証する研究を継続していきたいと考えている。

メッセージ

障害を持つ人の「できない」を「できる」にし、そのひとの生活を豊かにするために義肢装具や福祉用具を用いて支援することが作業療法士としての私の役目だと考えています。また、馬に乗る、接することで得られる様々な効果を検証し、馬介在活動を広めていきたいと思います。

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